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転生とらぶる
マクロスF
0795話
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好奇心で光らせている、いかにも今風の女子高生といった雰囲気の女。
 言うまでも無いが、あやか、千鶴、円、美砂の、通称従者組と言われる俺の恋人候補の4人だった。

「へぇ、また随分と綺麗な子達を揃えてくれたね。このネギま世界の責任者ってのは、随分とサービス精神が旺盛だと見える」
「……ふふっ、ある意味ではそうかもしれないわね」
「シェリル……?」
「このっ、このっ!」

 既に慣れたという訳では無いだろうが、まるで地団駄を踏むかのような勢いでクランに足を踏みつけられながらも、ミハエルはこちらに近づいてくるあやか達4人を見て嬉しげに笑みを浮かべる。
 そんなミハエルを見て面白そうな笑みを浮かべるシェリルと、そんなシェリルを訝しげに眺めるアルト。
 オズマは我関せずといった様子でここから見える麻帆良の景色を眺め、ルカはいつも通りのミハエルとクランのやり取りに苦笑を浮かべている。

「フロンティア船団の方々ですわね。ようこそ麻帆良へ。私は今日の案内をさせて頂く雪広あやかと申します。そちらは右から那波千鶴さん、釘宮円さん、柿崎美砂さんですわ」
「なるほど。貴方のように美しい女性に異世界を案内して貰えるとは、非常に嬉しい限りです。ああ、申し遅れました。私はミハエル・ブラン申します」
「あら、お上手ですわね。オホホホ」
「いえいえ。貴方達のように魅力的な女性に出会ったのは初めてなのですから、是非ともお近づきになりたいと思うのは当然では無いでしょうか」
「あらあら、ウフフフ」

 いきなり始まったミハエルの口説き文句に、千鶴がにこやかな笑みを浮かべながら受け止める。
 その横では、円と美砂がジト目を向けていた。……ただし、ミハエルではなく俺に、だが。
 目は口ほどにものを言うとはよく言ったもので、その視線はあからさまにミハエルを何とかしろと告げていた。
 まぁ、確かにこう言うのもなんだが、自分達が将来的に付き合いたいと思っている相手の前で他の男に口説かれるというのは、いい気分がしないのだろう。
 小さく溜息を吐き、あやかや千鶴へと流れるように口説き文句を口から吐き出しているミハエルの肩に手を乗せる。

「ん? なんだよアクセル。悪いが、今はこのお嬢様達との話で忙しいんだ。急用じゃないなら、後にしてくれないか?」
「あー、そうじゃなくてだな」
「アクセル君、ここは私がはっきりと口にさせて貰いますわ」

 俺の言葉を遮ったあやかが、お嬢様らしい優雅な笑みを浮かべて口を開く。

「お誘いは嬉しいのですが、残念ながら私は既に予約済みなので、申し訳ありませんが辞退させて下さいませ」
「何と。いえまぁ、貴方のように美しい華であれば多くの人の目につくのも当然。ですが、美しい華であるが故にその蜜を吸える者も選ぶべきかと」
「ふ
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