第2話 オカルト研究部
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の駒に騎士の駒が二つずつ、そして兵士が八つずつ持つ事を許されてるわ。それが一人の悪魔が眷属に出来る上限でも有る訳よ。」
「それでは聞くが、ガイは何の駒だ?他の三人が何の駒かも教えてくれないか?」
「そうね。朱乃は女王、木場は騎士、小猫は戦車よ。ガイは兵士ね。」
「俺の兵士の駒の性質は何でしょうか?まさか、ただ下っぱって事じゃ無いよな・・・」
「さあ?」
「さあ?は無いでしょう。教えてくれたって、良くないか!」
ガイは兵士か。リアスに一応、確認したい事を聞くか。
「それで結果的にリアスが持つ余った駒は、戦車と僧侶に騎士が一つで、兵士が七つか?」
「いいえ、違うわ。戦車と僧侶に騎士の駒の残った数は一つずつだけど、兵士の駒は四つよ。僧侶の眷属は、今いないけど、まあ、いずれ、その時が来たら話すとするわ。」
「どういう事だ?オカルト研究部の部員は全員、私を除いてリアスの眷属なのだろ?僧侶の眷属の事は聞けない様だが、兵士はガイだけだろ?なのに兵士の駒が四つしか無いだと・・・」
「実は悪魔の駒で眷属にする時には、王の駒の所有者の実力も関係するんだけど、眷属にする相手の強さや神器の強さで通常より多くの悪魔の駒を消費する事が有るわ。ガイの場合、それに該当するの。ガイの神器は強力な為か、兵士の駒を半分失った訳よ。」
「そう言う事か。ガイ、お前の潜在能力はお前が思ってるより高いという事だ。それゆえにリアスが持つ兵士の駒は半分を失った。お前は結構、強くなれる筈だ。頑張るんだな。」
「ええと、部長。つまりは俺に兵士四人分の価値って言うか、強さを持っているという事でOKでしょうか?」
「そうね。そう捉えてくれた方がいいわね。」
ガイが悪魔になった理由も解った。私としても聞きたい話は全て聞いたな。
「ところでイッセー。昨日も尋ねたけど、あなたは本当に人間よね?」
「人間だ。それがどうした?」
「やっぱり、腑に落ちない部分が有るのよ。イッセー、人間であるあなたがどうやったら、魔王クラスの魔力を得られるのかしら?どう考えても、只の人間では魔王クラスの魔力に辿り着く事は出来ないとしか思えないわ。あなたは一体、何者?」
今のリアスの話を聞いた木場と小猫にガイは私が魔王クラスの魔力を持っているという事を聞いて驚いたのか、
「イッセー君が魔王クラス、つまりはサーゼクス様レベルの魔力を持っているだって・・・」
「・・・先輩。それは本当なの。私が知る先輩とは全く違いますね。」
「魔王クラスか。イッセーはいわゆる、俺TUEEE!という事か・・・って、何で水が!?」
木場と小猫は驚いて出てきた言葉はいいが、ガイの俺TUEEE!は個人的に気に入らなかったので、スプラッシュを使って頭に水を掛けて冷やしてやった。
「今、ガイに使ったのが
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