11ー終わりから始まる、始まりの歌
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
る。私はため息をついて。
「全く…。」
「シノのんも大変だね…。」
アスナが苦笑いでそう言って私を見る。
「このぐらい普通だよ?…寝ぼけて抱き付いてくるのがデフォルトだし…。」
そんな事を話しているとタクシーがやって来た。
そうして酔いつぶれてる佳を起こす。
「ほら、佳起きなさい!」
「…。ふにゃふにゃ?」
そうすると佳は眠そうに普通に起きて立ち上がると。
「…あ!おおきなねこさんだ!」
そうやってフラフラと私に近づき。
「えい♪」
私を抱き締めた。
「こんな感じよ…。いつも。」
「へえ…。」
「むにゃ…しののかんじだー!いいかおり…。」
そのまま抱き締めたまま、また寝てしまったので。私はまたもため息をついたまま。
「…。仕方ないわね…。」
今日二度目の仕方ないを言って。アスナ達に「じゃあね!」と言い。タクシーに乗り込んだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「…。」
「よいしょっと…。」
私の部屋からベランダ経由で佳の部屋まで運び、ベットに寝かす。ちなみにキリトとアスナがわざわざここまでやって来て運ぶのを手伝って、バイクで帰っていった。
「それにしても以外と綺麗ね…。」
佳の部屋は必要最低限の家具と難しそうな医学書や医学誌が本棚に並んでいて、ギターやピアノが置いてある。そして本棚の隣にデスクがあってパソコンが置いてあった。
「本当にすごいのね…。」
かつて新川君が佳と同じで勉強出来ると思っていて実際は散々な成績であったが、これを見て佳が本当に頭が良いのが分かる。
…いろいろ常識とボケているのは気にせず。
「メールが届いてるよ♪」
不意にパソコンからその様な音声が聞こえる。どうやらメールが届いたようだ。
「…?」
私はつい、メールが見たくなった。
何と無く佳にイタズラのつもりで内容を喋ろうと思った。
私はそのままパスワードを掛けてないようなので受信BOXを見る。
「差出人は”紺野 木綿季”か…。」
私はそのままメールの内容を見る。
どうやらALOプレイヤーらしくライブの日程などを聞いてあった。
「ふーん…。」
私は佳がどんなメールをしているのだろうと思い、送信BOXの”紺野 木綿季”宛のメールを見る。どうやら二週間前が最初に送っていたらしい。
「…え…?」
私はこのメールを見た瞬間絶句した。
そのメールにはこう書いてあった。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ