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大陸の妖精
厄災の悪魔デリオラ
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ユウカ「シェリー」


トビー「おおーん」


男2人の前に赤髪の女性が現れた



シェリー「アンジェリカが何者かの手によってやられていました、しかも傷跡を見る限り一撃で・・・」


トビー「ネズミだよっ!!」




アルト「あの巨大ネズミの事か・・・!?」




シェリー「ネズミじゃありません・・・アンジェリカは闇の中を駆ける狩人なのです、そして愛」




ルーシィ「強烈にイタイ奴が出てきたわね」


ナツ「あいつらこの島のモンじゃねぇ・・・ニオイが違う」


ハッピー「うん、呪われてる感じがないよ」


岩陰からナツが奴らのニオイを嗅ぎとる


どうやら本当にガルナ島の人間ではないらしい






ユウカ「侵入者・・・か」


シェリー「もうすぐお月様の光が集まるというのに・・・何て悲しい事でしょう・・・零帝様のお耳に入る前に駆逐いたしましょう」


ユウカ「だな」


トビー「おおーん」


シェリー「デリオラを見られたからには生かしては帰せません、侵入者に永遠の眠り・・・つまり愛を」


トビー「死だよっ!!殺すんだよ!!」






アルト「何だってんだ・・・アイツら一体・・・!?」




怪しい三人組が洞窟内から立ち去った後、アルトたちは岩陰から出て話し合う




ナツ「何だよ、とっつかまえて色々聞きだせばよかったんだ」


ルーシィ「まだよ、もう少し様子を見ましょ」


アルト「なーんかややこしい事になってきたなァ」


ハッピー「何なんだろうねあいつ等」


グレイ「くそ・・・あいつ等、デリオラを何のためにこんな所に持って来やがった」


デリオラを見てから動揺しっぱなしのグレイ



グレイ「つーか、どうやってデリオラの封印場所を見つけたんだ・・・」


ルーシィ「封印場所?」


グレイ「こいつは北の大陸の氷山に封印されていた」


ルーシィ「え?」


グレイ「10年前・・・イスバン地方を荒らしまわった不死身の悪魔・・・オレに魔法を教えてくれた師匠ウルが命をかけて封じた悪魔だ」


アルト「グレイの師匠が封じた悪魔・・・!?」


グレイ「この島の呪いとどう関係してるかわからねえが、これはこんな所にあっちゃならねえモノだ・・・零帝・・・何者だ・・・ウルの名を汚す気ならただじゃおかねえぞ!!」



グレイの拳からは冷気が溢れ、零帝への怒りに燃えていたのであった



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