春奈-クラスメート-part1/再会の世界
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にルイズは怒鳴ると、ハルナにサイトを使い魔にした経緯を簡潔に説明した。
「すごーく特例なんだけど、サイトは私が使い魔を召喚する魔法で呼び出し契約を交わしたの。だから、サイトは人間だけど私の使い魔なのよ。ほら、こいつの左手に契約のルーンが刻まれているでしょ?」
ルイズはハルナに、サイトの左手を引っ張り彼のルーンを見せる。ハルナがサイトの手を取って確認すると、古代ルーン文字が確かにそこに刻み込まれていた。
「………あなたが、平賀君を……」
「高凪さん…?」
わずか一瞬、ハルナはルイズに対する視線が変わった。その視線が異様に自分に突き刺さる感じに、ルイズは思わず身をこわばらせた。こんな目で誰かに見られるのは、初めてのことだった。同時に、何か底知れない感情の片鱗に触れたことを実感した。
サイトはそんなハルナのわずか一瞬の変化を感じ取ったが、すぐ彼女は真剣な目つきに直してルイズに言い返した。
「…平賀君があなたの使い魔にされたことはわかりました。ですが、あなたに私が平賀君に抱き着くのを邪魔する権利はありません」
「な、なんですって!?」
「私は、平賀君が地球からいなくなってからずっと会いたいって願っていた人なんです!再会を喜んで何がいけないんです!?」
この平民、なんて予想外なのだ。いかにサイトと同じ世界の人間だからとはいえ、ここまで自分に反抗してくる平民はサイト以来だ。
「い、いけなくないけど、表現の仕方に問題が…」
「抱き着くことの何がいけないんですか!?自分の使い魔に誰かが抱き着いただけでそんなに怒るなんて、おかしいでしょ!?」
「あ、あのさ…そんな喧嘩腰にならないで…」
あまり熱くなり過ぎると、ルイズが爆発を起こしそうな予感がしたのか、サイトが二人を宥めようと言葉をかけたのだが…。
「「サイト/平賀君は黙ってて!!」」
「…ふぁい」
二人同時に怒鳴られ、押し黙ってしまう。
「はいはい、騒ぎはそこまでにしときなさい」
「ぐ…」「う…」
これ以上口論を続けているとらちが明かない。キュルケが二人の間に割って入って彼女たちを落ち着かせた。サイトはここで疑問に思う。どうしてだろう、同じことをしたのにどうしてこんなに自分に対する態度と結果が違うのだろう…何かの悪意を感じてしまう。
「それより、まずこの娘から話を聞きましょうよ。ダーリンと同じ『地球』って世界から来たんでしょ?」
「あ、そうか!」
キュルケの言葉に、サイトはハッとなる。そうだ、自分の場合はルイズの召喚のゲートに飲み込まれてこの世界に来たことはわかる。シュウの場合もそうだった。けどハルナは?それがまだはっきりしていない。
「なあ高凪さん。君はどうやってこの世界に?」
ハルナはこの世界に来る直前までの記憶を辿りながら、みんなに説明を入れた。
「えっと……実は…平
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