暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
春奈-クラスメート-part1/再会の世界
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思ったらこれか」
「……」
「ダーリンったら、あたしという女がいながらいったいどこで女の子を拾ったのかしら。ちょっと妬けちゃうわね」
ギーシュ・タバサ・キュルケは完全にギャラリーサイドに立って傍観し、コルベールはホーク3号を竜騎士団の手を借りて学院まで運ぶための許可をとるためこの場にいない。
ホーク3号はあの後、王立研究所『アカデミー』から格好の的にされ、下手をしたら研究目的のために解体され二度と使い物にならなくなってしまうことになりかねないという危機に立つことを危惧された。ただでさえ怪獣がいつどこで現れるかもしれないこのとき、それは状況として厳しいものだった。だが、コルベールは何とか話を掛け合ってみせると頼もしい言葉をかけてくれた。それにあの戦いでは、ハルケギニアにはない技術で強化されたレキシントン号をはじめとした複数の艦隊も、ゼロが脱ぎ捨てたテクターギアの残骸も王室の監視の下で回収され、対アルビオン・対怪獣兵器として運用・研究がすぐに決定された。それらさえあれば、ホーク3号から興味がそれるかもしれないらしい。ともあれ、コルベールの説得がうまくいくことを願った。
そして…早くこの二人から解放されたいと、切に願った。
ルイズはサイトの傍らで寝かされている少女…ハルナを指さして怒鳴る。
見つけた後、ハルナが怪我をしていたということもあり、シエスタの部屋のベッドに寝かせ、タバサが水魔法で治療してくれた。どうも胸元に切り傷ができているが、止血し傷を塞ぐ分は問題ないそうだ。とはいっても、タバサ曰く回復や治療はモンモランシーの方が専門なので頼るならそちらの方をお勧めした。
しかし、サイトが妙にその少女に肩入れしていることからルイズがあらぬ疑いをかけたのだ。シエスタもお怒りの様子で、あの戦いで姿を消している隙をついて、どこぞの誰かも知らない女に、言葉では表しきれないほどの恥辱を味あわせようとしているのではと思い込んでいた。
「初めて見る顔の娘にしては随分とご執心だし、大きい胸はサイトさんのこの好みだって、もうわかりきってますし…」
「そのくせこのメイドと同じ黒髪!何もしてないなんて、あんたに限って信用できないわ!さあ、怒らないからはっきりと正直に答えなさい!!」
「明らかに怒ってんじゃないか二人とも!本当に何もしてないってば!」
必死に二人に弁明するサイト。下手をしたら無実の罪を着せられたまま死刑勧告を受けることになってしまう。と、デルフが顔を出してサイトを弁護してくれた。
「貴族の娘っ子。そう目くじら立てんなよ。相棒は神に誓って、この娘っ子には手を出しちゃいねえ。俺が保証してやる」
「…本当なんですか?」
シエスタがジトッとサイトとデルフを睨む。
「だから本当なんだってば!」
だが、事情を知らないルイズとシエスタからすれば、サイトが適
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