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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十四章
大評定終了後からの密談×決着話×理解と納得
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再び光輝いて、再び目を開けるとそこには船内ではなく躑躅ヶ崎館の評定の間に戻っていたのだった。しかもここで座っていた位置通りとなっていた事に終始驚く面々だったが激しく息を荒々しくしていた者がいたので、その者を見るとそこにいたのは大天使化を解いた一真だった。

「おい!一真、しっかりしろ!」

「・・・・恐らく大規模な魔法術式を使っていたから、相当力を使ったんだと思う。『その通りでございます』・・・・沙紀」

そこにいたのは、桜花・結衣・沙紀だった。そして過呼吸になりながら、桜花と結衣はストレッチャーで一真を運び、空間切断によりトレミーの医療施設のところに運び込まれた。残った沙紀によると、相当魔力というのを使ったそうな。久遠たちでいうなら気力とでも言おうか、大天使化の長時間はいいがこの大人数を正確な位置にトレミーの船内にある大評定を行うためのだったから。

「隊長なら心配いりませんよ、それと隊長率いる奥方衆については私が仕切りをしますので、よろしくお願いします」

「それならいいな。それと沙紀よ、一真に伝えておいてほしい事がある」

沙紀に一真への伝言の最中に大評定が終わったので、皆が部屋を出て行くのだった。そして久遠の伝言については、無事に伝えられた。内容は後で話があるとのこと、今夜に美空、光璃、一葉も一緒だと。この事は一真以外には知らせないようにとのことだったけど。一方船内の治療室では、桃香たち回復組が一真の治療をしていた。

「はあはあはあ、助かるよ。桃香たち」

「そりゃそうだよ。あれほどの術式を一人でやったのですから、いくら神様でも無理があるよ」

「それより沙紀から、ご主人様に秘匿通信がございます」

と言ってから、耳元に通信機を付けてから聞いたら今夜話があるらしい。沙紀も何かを察知したのか、理由も聞かずに頷いたと言った。まあそれについては、知っているとでも言っておこうか。で、回復魔法にフェニックスの涙改を飲んでから、少し睡眠をしたのだった。沙紀は夜が来るまで俺の代わりとして居たわけだけど。聞いたところによると広さは結構ある躑躅ヶ崎館であったけど連合将兵全て収容することは出来なかったと聞く。主要な将以外は躑躅ヶ崎館周辺の小城や砦に配置されているそうだと。それぞれの陣営の侍大将が、所狭しと忙しくなく動く様子を見ていた沙紀ではあった。そんで夜になった俺は奏と共に戻った。奏は奥方衆のリーダーとして沙紀はその補佐として残っていたのだった。そんで今は自分の剣を抜いて見ていたのだった。

「ふむ。この世界に来てから能力が追加されたのは知っていたが、この剣が鬼の滅ぼす剣になるとは」

「まあしょうがないと思うわ、この世界に来る前から聖剣は魔を滅する剣だもの。それに私の焔月はあなたと出会ってから悪魔の炎から神の炎になる
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