二十四章
大評定終了後からの密談×決着話×理解と納得
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の名の意味を知っているのは、俺と奏と沙紀だけだ。本来なら俺が降臨する前からいたはずの人物が、堺で会うなんて思わなかった。明智十兵衛と聞いたときは俺と沙紀は一瞬で明智光秀だと悟ったからだ。
「まあ確かに俺は人間にはない力、知識、技術を持っている。俺を殺したら何かが変わるかは、知らんけど」
「確かに一真が人間を越えた力を持っているし、例え死んだとしても生き返るんでしょ?でも生き返る事を知りながら一真を殺すなんて出来ないと思うわ、もしだけど一真を排除して、そのエーリカって奴は何が目的なの?」
「ふむ・・・・悔しいが、余には分からんの。・・・・久遠、光璃と奏と沙紀はどうだ?」
「・・・・我も分からん」
「・・・・・・・」
「私と沙紀は何となくですが、分かりますよ。・・・・光璃はどうなのです?」
「・・・・何となくだけど、まだまとまっていない。奏や沙紀の方が分かってそう」
「では、未来から来た一真の妻に聞こうか」
「まあ私たちでさえ、本当かどうかは分かりませんが・・・・・」
「奏・・・・。情報は足りなくとも、今言う事なのかもしれない。まあ奏と俺はどう意見だから、夫である俺が言おうか?」
まあ俺も考えながらだけど、一度目を瞑ってからだったけど考えが纏ったから言った俺であった。
「エーリカを久遠たちと同じと考えるのなら、それはやめたほういい。目的の推測がそちらとこちらでは違って見えてくる」
「それはどういうことじゃ?主様」
「俺や奏達がこの時代の人間じゃないのなら、エーリカにだってそれの可能性があるってこと。まあエーリカもこの時代の終幕は知っていると思うし」
「じゃあ一真たちと同じ時代から来たということ?」
「そういう意味ではない。つまりだ、俺と対になる存在と言う可能性だ。そちらでは想像を超える範囲だと俺は思う」
「光璃もそう思う。だけどエーリカが一真と同方向の存在なのかは、その目的としてはやっぱり・・・・・」
「同じ性質のもの。もしくは逆の性質を持つものを排除するのが目的、そういえばドウターもそうだったな?一真」
「ああ。ドウターの存在はこの世界そのもの、俺が光でヤツは闇、そう考えるとと言う感じか」
まあそう考えるのが妥当だろうな。
「俺はもう一つ気になる事がある、ルイス・エーリカ・フロイスという名を持ちながら、明智光秀というもう一つの名を持っているという事を」
「・・・・一真。エーリカのもう一つの名は明智十兵衛のはず・・・・。なぜ一真は光璃の知らない名を知っている?二つの名前がある以上は何らかの意図が籠められているのかまでは考えていた」
「隊長と奏さんと私はどこから来たと思いますか?この時代から四百年後の未来から来たのですよ?」
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