二十四章
大評定終了後からの密談×決着話×理解と納得
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なんてね」
「私もそう思います。全ては隊長と出会ってから、武器が変わる者もおりますし。私達ブラック・シャーク隊は元々1万はいたはずなのに、今では数百人となりましたからね。次は元部下の方が記憶共有者として、隊長をバックアップしますけど」
その通りだと思う、奏は元々高位の悪魔一族である花鳥風月の四名家・嵩月家の令嬢で、自身の血液を2千度以上の紅蓮地獄の業火に変えることができる。懐剣を媒介に繰り出す、全長数十メートルにもなる巨大な炎の剣である一族の護り刀「焔月」と「炎舞」という嵩月家独自の武術を使い、高い戦闘能力を誇る。擬態を解き悪魔の力を行使する際には左目が緑色になる。それが俺と出会う前ならではの話で、今では神と悪魔のハーフとなっているので目は緑ではなく金色になる。
まあ俺もこの世界に来るのは二度目であるからか、この外史が滅ぶというのはもう分かっていたことだ。それに一度目はエーリカの中にある明智光秀の魂と鎖から解き放つ事が出来たが、今回もその方法では出来ないと思った。今回は久遠が来ても拉致られないようにしてから本能寺の中で決着をつけるつもりだ。それについては奏も知っている。前回と同じ方法で解き放つ事は不可能に近いと思ったと聞いたからな。俺ら次元パトロール隊は外史の始まりと終幕を見届ける事でもあると俺は思う。俺がかつていた外史でも救えた外史が数多くある。それでも救えない外史もあるからこそ、消滅の道となれば月中基地本部にと運ぶという選択が生まれた。お陰で仲間はたくさんいるし、桃香たちもかつては本部の中で暮らしていた。
とまあ今更考えてもしょうがない俺だったので、部屋の中にいた。奏は沙紀と話していたけど、この先についてをだった。まあいいとして俺は俺で出来る事を拠点の中にある異空間に4つの地球にもしかしたら救援が必要だとメールとして打ったのだった。それを送信してから襖の向こうから声が聞こえたので、ノーパソを空間にしまい奏と沙紀は喋るのをやめたのだった。
「一真・・・・いけるか?」
「ああ。入って来いよ」
「うむ。・・・・・」
襖が開くと、そこには久遠を先頭に、美空、光璃、一葉の四人がいたけど。その四人が部屋に入って来ようとしたら奏と沙紀の存在に気付いたようだった。気配は感じないのにいたとは思わなかったらしいが、正室として来た奏に側室代表として来た沙紀だったけど。
「まさか奏さんと沙紀もいるとは、思わなかった」
「お前らはあくまで愛妾だ、奏は正室として、沙紀は側室代表な。聞く権利はあるだろうに」
「そうだったわね、側室だけで三桁いるのはホントらしいし」
「・・・・光璃は最初からいた事は知っていた」
「余は将軍だが、そちらは神だからのぅ。格が違う」
とまあそんな感じだったけ
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