二十四章
神との約束×各勢力の仕切り
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後は手がある、が、まだこの場では言えない。これについては光璃が何かしら考えていることだ。そうだな?光璃」
「・・・・(コクッ)今はまだ秘密だけど、時がくれば自然と分かること」
「・・・・・・分かりました。ならば大戦のときにお約束していただきますか、最後の大戦では最小限の犠牲で勝つということを。あとは貴方様の考えている後々名乗るはずだった徳川について、お教えできますでしょうか?」
そう言った葵だったが、久遠たちは絶賛ザワザワ中だ。そりゃそうだ、金ヶ崎ではあんなに犠牲が多かったのに今度の戦では最小限の犠牲で勝利できるかという約束事を我に言ったからだった。あとは松平から徳川になる予定だったのに、それについて教えろという要求付きだったけど。吉音と詠美は字は違うけど、徳川幕府ではないが徳河財閥宗家継承者だ。徳河財閥を俺らで言うなら、大企業蒼い翼のようなもんだ。
「まあいいだろう。今度の戦では、我らの奥方衆が主に前に出ての最小限の犠牲で勝利するという事をここに宣言する。今言った事を録音させたので、口頭での約束ではなく誓約書での約束事にしよう。愛紗たち、次の戦は手本を見せろ。負ける事は断じて許さん!」
『御意!/応!/了解!』
人それぞれだったが、葵との約束をしたので引き下がったのだった。
「連合の皆様と一真様の奥方衆の意志を了承した意味でご理解できました。皆様が本義を忘れないのであれば、この松平次郎三郎元康、身命を賭して、この日の本のために鬼と戦いましょう。それとそのお約束、必ず果たすという事を信じた意味でのご了承と共に悠季への数々のご無礼をお許し願いたい」
「神に二言はない。期待はしておく」
「二言はないということを、理解した上でお任せください」
我と葵の言葉にしーん、となったがこれでいい。答えた上で、神に二言はないというのでこの話はとりあえず終わった感じであった。まあこの後は、ドウターについてだけどまだ早いと思った我であった。松平葵、いや後々の徳川家康となる人物は、久遠達が考えている未来ではないと改めて知った。
「さぁて。鬼がどんな奴かって、復習が出来た所で、これからのことなんだけど」
沈んだ空気を嫌った美空は、場の空気を変えるように話題を転換したのだった。けど復習はこれからなんだけどなーと思ったのだった。光璃も昨日の打ち合わせの時点では、ドウターについても話すとは言ってあるが、どこでドウターの話題については我から話すことにしたのだったけど。
「創造神様のご意見をお聞かせ願いたい」
「そこんところは、光璃。頼む」
「・・・・(コクッ)今はひとまず鬼・・・・ザビエルの動きを待つのが得策」
「ザビエルが動くと、そのような確証はあるのか?」
「動かなければ、それはそれで良
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