二十四章
大評定
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いまさっき言ったことだが、そうだな。では葵に聞く。この戦国という戦が終わったら、キミは松平から徳川に変えるのだろう?」
「・・・・それをどうして知っておられるのですか?」
「そりゃ知っていますよ、我々はね。私たちは貴方たちでいう三国志の武将たちだ。だからあなた達が三国志の事を知っているように、ご主人様は貴方たちの歴史を知っている。織田がこのあとどうなっているのか?・・・・とかをです」
「一真様の現れた様子やこの船の技術から知識までを考えれば、驚きはしませんな」
「うむ。一真はこの先の未来を知りながらも、神というのを隠しながらであるが我の恋人であり、一葉や美空、光璃の恋人でもある」
「それと一真と私たちのこともね、あとはそこにいる護法五神を始めとした各神話の神様も、一真の妻になった者です。妻である私は半分悪魔と神という立場ですが、優斗と深雪は男神と女神としてね」
奏の言った通りとなると同時に我たちは全員大天使化をしたのだった。まあ奏の翼には片方黒い翼をしているが、それを機に各神話の神仏たちも久遠達を見ていた。
「・・・・百歩譲って。身元を引き受ける御方の素性が確かなようですなので、問題はないとみましょう。もちろん葵様の考えも丸分かりのようですから。しかし、鬼の存在と一真様の存在を結びつけるには、やはり些か強引だと考えますが?」
「まあ鬼を創ったのは、我の前の者が創造したことだ。我と鬼については、気になる点というのはある」
「気になっている?それって何よ?」
「我はこの世界に来ることは最初から分かっていたが・・・・・」
我は空間から出して聖剣エクスカリバーを擬態前の状態となって、奥にいる久遠たちにも分かるように映像を出したのだった。
「我が持っているこの神剣のことだ」
「その剣は一真が田楽狭間のときにはなかったが、後々持っていた刀だな」
「そうだ。これは元々俺の世界から持ってきたモノ。一真隊の者たちは知っているが、この世界に来たら力が追加されていたのだ。鬼を引き寄せる力をな」
「鬼を?どういうことよ?」
「金ヶ崎の退き口のとき、鬼に奇襲された私たちは、戦いの中、本陣からはぐれ、久遠様が落ちられたのとは逆の方向に逃げていたのです」
「戦とは極論すれば敵の大将の頸を取るのが目的。まして組織的な戦を行うようになっていた鬼たちです」
「奇襲して浮き足だった我らの混乱に乗じ、久遠様の頸を取るのも容易かったはず。でも・・・・・」
「うむ。我ら一真隊の方に、より多くの鬼が襲いかかってきておったな」
と一葉や一真隊が進言するので、我は剣を持ち光輝きをさせた。それは青白く、そして神秘的な事となった。
「とまあ、我の剣はこういう風に光を輝いておってな。その光
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