二十四章
評定の間(2)→トレミー内での大軍議
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、先触れとしてやってきた織田の使者相手にしていたでやがるが、言葉を交わす隙がないでやがるわ、果ては馬でぶっちぎられやがってしまいやがって・・・・(それについては任せるでやがる♪)」
『先触れを迎えに行って先導しようにも、先行させてしまったということですか?』
「で、やがりますよぉ・・・・。夕霧、馬乗りで負けたことが無かったでやがるから、今、凄く落ち込んでやがるのですよ・・・・」
『ああ、それについてのお気持ちは分かります』
今度は新羅三郎義光を使って聞いていたが、久遠も馬に乗るのは得意だろうな。
「あれほどの家臣がいるとは。尾張者なんぞ軟弱者と相場が決まってやがるのに、織田はなかなか侮れんでやがりますなぁ・・・・」
『おや、光璃たちとは会っていないのですか?』
「??夕霧、今、戻ってきたところでやがりますぞ」
『ああなるほど。織田の先触れについてですが、あれは家臣ではなく織田久遠信長だったのですよ』
「・・・・なっ!なんでやがりますとーっ!?」
まるでどこの人?と思わず尋ねているような無茶苦茶になった言葉遣いとなったが、目の前にいるのはお前ら武田家の家祖だろうが・・・・。まあ義光にとっては妹と見ているそうだから、ちょっとの言葉遣いでも構わないらしい。まあ混乱して頭が沸騰中みたいな感じではある。
「で、ではあれが兄上の最初の妾の一人でやがりますか?」
『そうですよ。あの子が我が主でこの世界の降り立ち最初の妾となった者ですよ、・・・・どうでしたか?』
「いやはや・・・・なんというでやがるか、抜き身の刀のような鋭いものでやがりました」
『鋭い・・・・。ですが、主の前になるとですね。実際に触れると刃引きされてたというオチになりますね、という女の子ですよ』
「鋭いに見せて、でやがるか?」
『そうです。それに我らも本来なら鋭いはずが、今は刃引きのようでしょう?』
「なるほど・・・・。それが夕霧たちでは篩い分けと言うでやがるが、厄介な御仁でやがるなぁ」
で、久遠と仲良くなれたら柔らかくなるかという質問には答えてやった義光であった。それに家祖だって話しかければ、鋭くなくて柔らかい会話となっているからだ。あとは夕霧は興味があるらしい、武田と違い新興勢力なのに、いったいどうやってあれだけの勢力になったのかと。とりあえず我は話かけられないがダイレクトコールで接待ご苦労と言っておいた。夕霧は答えるかのように武田四天王がいる場所に行ったのだった。
さてと、ここにいる大広間には各方面の勢力が固まりつつある。今いるのは、それぞれの主要人物たちだけだ。つまり戦国†恋姫で紹介された将だけということになる。他の武士たちは消滅対象となるので、ここでの大評定には参加していない。それぞれ
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