二十四章
評定の間(1)
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らぬまま、織田家の割り当てた場所へと向かったのだった。その後ろから、二人の女性が入室してきたのだった。
「久しぶりだな、一真様」
「お久しぶりです、一真様」
と二人からの声が聞こえたが、我は集中をしていながらだったので喋れない様子を見た二人とも。そしてもう一声かけようとしたら、再び帝釈天からの注意を話したのだったけど。
「この声はどこから聞こえてくるのだ?」
『目の前におりますゆえ』
「何と・・・・。すると貴女様も神の一人と?」
『初めまして、我の名は帝釈天。そして四天王を率いております、護法五神でございます』
「護法五神とは、あの長尾のお家流から呼ばれるとお聞きしましたが」
『我らを御創りになった創造神様の妹でもあります故。ただいま創造神様は大規模な事をこれからなさいますので、お静かにお願いします』
「相分かった。一真様には『聞こえてはおりますが、難しい魔法をかけようとしているので』なるほど」
とか言っていたそうだけど。壬月に関してはご愁傷様だと言っておきたいね。久遠が先触れだったから、きっと壬月は全軍の指揮をしていたに違いない。あとは単騎で独走はアカンらしくそう言いたかったと。で、二人は織田家の席に行ったのだったけど。双葉と結菜は出ないそうで、ホントは奥の管理のはずだけどそんなのないからな。
「おーっ。一真さんっすー」
「元気か一真さん」
『お兄ちゃんの代わりに言うけど、よく来たなと言ってます』
「この声は毘沙門天っすか!というか、一真さんは神の姿をしているっす!」
「なぜ神の姿?」
『それは後々分かる事だよー。それにここにいるのは私だけじゃないからね』
それで秋子は心と打ち合わせだとかだけど、秋子も関係者の一人だからなのか心の声で分かっているとの事だった。大所帯らしいし、昨日の敵は今日の友らしいから知らない人や聞いたことない人も多いとかでその調整だとか。柘榴や松葉には出来ない事らしいけど。でまあ来る人来る人での挨拶をされたが代わりに帝釈天や毘沙門天がしてくれるのはとても助かることだ。
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