二十四章
評定の間(1)
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が任務だし、鬼がドウター化したのなら俺達以外の者では倒せない。
「織田家家臣一同ご到着。また長尾家家臣一同、ご到着なされました」
心の案内の声を聞こえたとしても、我は目を瞑っていた。廊下の方が騒がしいが、半透明にして浮かんでいる神々が注意してくれるだろうな。この声は三若か?
「うっうー、き、緊張するぅ〜・・・・」
「ば、ばっかだな犬子ー。こ、こんなの堂々としときゃ良いんだよ!俺たちゃ織田家の三若なんだぞ!」
「そういう和奏も震えているけどねー」
「ち、違うぞ雛!別にびびってなんかないんだからな!これは武者震いって言って、ブルッてるだけなんだからな!」
「どっちにしても一緒だよぉ〜」
「ふふ、怖がるのはそれぐらいにして、先に入室なさい、和奏ちゃん」
「け、けど麦穂様ぁ・・・・」
「ほら、早くしないと、私の後ろで眉間に皺を、こめかみに血管を浮かべている鬼柴田様が、大爆発を起こしてしまいますよ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ひゃうっ!わ、わっかりましたぁー!ほら、犬子お前から行け!」
「えー!やだよぉ!和奏から行きなよぉ!」
「なんだよ、こういう時こそ槍の又左の出番だろ!」
お前らなー、出来れば静かにしてほしいんだが。
「そんなの、この場合は関係ないわん!」
「もー・・・・じゃあ雛から入る?」
「え、雛、平気なのー?」
「うん。全然平気ー。・・・・どうするー?雛が一番乗りしても良いんだけど?」
「うーん、雛がそう言うなら私も一番乗りしたいかな」
「なんだよそれ!じゃあボクも一番乗りしたいぞ!」
「「どうぞどうぞ」」
とっとと入って来いよ!お前ら!壬月の怒りが爆発しそうなんだが・・・・。
「な、なんだよそれーっ!謀ったなぁ!」
「いつまでグダグダしとるか貴様らぁーーーーーーーーっ!」
「のわーっ!?」・「きゃーんっ!」・「ほへー」
だから言ったのに、まあ我は集中したいから入るならさっさと入って来いっつうの。で、拳骨を入れたあとに、そのまま入ってきた三バカ・・・・。じゃなくて三若だった。
「い、いったーいっ!」
「なにするんですか壬月様ーっ!」
「何もくそもあるのか!いつまでもごちゃごちゃ抜かして動かんから、こうなるんだ馬鹿者どもが!」
「暴力反対ー」
「やっかましい!ほれ、さっさと入らんか!」
「ほーい。って、あ、一真さんだー。でもあれ?神様の姿してるよ?」
『創造神様はただいま集中をしています故、静かにしてもらいたい』
と護法五神の一人である帝釈天が言った。そして犬子と和奏はどこから声が聞こえるんだと思いながらだったそうで。三若は声の元が分か
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