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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十四章
評定の間(1)
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模な転移魔法を発動するようにした。

真田家・・・・信濃の豪族。真田幸隆の代より武田に仕え、以降、知謀知略で戦国時代を駆け抜けた。

「じゃあお兄ちゃんは、大天使化をしていてね。また後で」

「ああまたな。大天使化!」

今いるのは評定の間だけど、ここに浮いているのがこの我だ。大天使化をしてこの部屋全体に魔法陣をかけての全員を移動させるので、我が座る所に座ったあとで目を瞑り「集中してますよ」みたいな感じで魔法陣を形成していた。薫は武田四天王たちが座る一角に腰を下ろしていた。けど薫以外の者たちはなぜ神の姿なのだろうと不思議がっていたそうな。

「ハニー『梅さん、静かにお願いできますか?』ああ、そうでした。では静かにしておきますが、一真隊は全員来たとお伝え願えますか?でうす様」

とここにいるのは、デウスを始めに、ヤハウェや護法五神を始めとする数々の神仏たちが、浮かんでいたり飛んでいたりとしていたのだった。そして事情を知る梅は、デウスが注意をしたので静かに従ったのだった。

『今は集中をしているが、少しなら話せる』

「では今の内に、先触れが来たと小耳に挟みましたので」

『久遠だったよ。先触れはな』

「やはりか、で、主様は何故神の姿をしておるのじゃ?」

「それについては事情がありますの。詳しくは言えませんが、ここにはでうす様を始めとした神仏たちが集まっていますから」

「皆で話してましたが、当たりましたか。きっと久遠様は自ら来られるんじゃないかって」

「・・・・今頃、本陣では壬月が苦虫を潰しておるころだろうの」

と一葉はそう言ったが、今頃の本陣はというと。壬月がくしゃみをしていたのだった。

「ふぇーくしょんっ!」

「あら。お風邪ですか?」

「分からん。が、おちおち風邪なんぞ引いてはおれん。特に今のこの状況ではな!」

「はっはっはっ!織田の大将はなかなかの傾奇者よ」

「松永ぁ!笑い事ではないぞ!後を誤魔化す我らの苦労も・・・・・!」

「でも、待ちきれずに飛び出すなんて、今までの殿には無かった事ですもの。良い変化なのかもしれません」

「それはそうかもしれんが・・・・」

「ふふっ、物事、諦めが肝心ですよ、壬月様」

「やれやれだ・・・・」

という事だったけど、一葉の言っている事はホントのようだった。

「いやはや。柴田と丹羽の両人には、心より同情を献上せねばなりませんなぁ。・・・・この細川与一郎、涙と共に深く深く同情致しますぞぉー!(一真様と船の準備のほどは出来ておられますかな?)」

「天井に向かって何を吠えておるのだ?」

「さあな?(既に準備完了だと。こちらが揃い次第、転移を開始する)」

「さて。久遠様もいらっしゃった事で
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