二十四章
三国の主
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中に入って行った。事実、集中しての転移魔法だからというのは知っている薫でもある。
「・・・・織田の」
「・・・・長尾、武田よ」
「・・・・ん」
「牽制しあうのはこれで終わりにしとかないと、際限なく恋人が増えていくわよ、これ」
「うむ。我らはもはや一心同体。仲良く一真を共有しようではないか」
「・・・・賛成する。でも一真は光璃たちのモノでもない」
「しれっと言ってるけどさ。あんたの妹の変化ぐらい、見抜きなさいよ。それとそうね、別に一真は私たちのモノでもなさそうだからね」
「・・・・見抜いていたけど、止められない」
「まぁ久遠の例の宣言もあるから、仕方ないけどね」
「ぐぬっ・・・・ち、ちなみに、長尾、武田家中で、一真の妾になっている、もしくはなりそうな者は何人居る?」
「うちは私一人だと思うけど。・・・・・あ」
「な、なんだっ!?」
「まだ子供だけど、一人か・・・・もしかしたら二人追加になるかもしれないわ」
「子供だとっ!?あやつは子供にまで手を出しているのかっ!?」
「手を出すというのが、惚れさせたという意味なら、まあ出しているわね。あいつは意識あるし」
「くっ・・・・た、武田はどうなのだ?」
「・・・・私たち姉妹の他に、六人ぐらい?」
「姉妹が三人だから・・・・きゅ、九人もなのっ!?くっ・・・・やっぱり武田に身柄を渡すのは止めた方がよかったわね・・・・!」
「・・・・織田は?」
「わ・・・・我だけ!だぞ・・・・」
『嘘を付くな嘘を。武田家には歩き巫女がいるからな、家老二人に三若、それと森親子もいるぞ?久遠だけじゃないだろうに、あとは一真隊全員だな。たぶん』
と三人の頭の中にダイレクトコールしてみたあとに、久遠たち三人は固まった。
「ちょっと久遠!一真がこう言っているけど、嘘ついたのっ!?」
「なぜ一真がいないのに、声が聞こえる!それと歩き巫女とは何だ?」
「一真曰く私たちの頭の中に直接語っていると聞いたわ、それと歩き巫女というのは武田家の諜報部隊の一つよ。日の本全土を旅して諜報活動をしている巫女たちの総称」
「なんと・・・・・」
「一真隊は言うに及ばず、織田家中においても一真が言った通りとなる。他にも公方姉妹に浅井の二人も可能性があると報告を受けている『あー、それはホントな』やはり」
「ぐぬ・・・・み、認めよう!確かに歩き巫女の報告通りだ、それと一真はいらない事を言うな!」
『嘘より事実を言った方が良いと思ってなー。それに俺の妻たちには嘘なんて言わないから、今のは久遠が悪い事だ』
「ということは、一体何人妾いるのよ・・・・」
『さあ?ここら辺は数えたことはないから、まあ側室だ
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