二十四章
三国の主
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光景だな〜。というかトレミーにいる奏から偵察機で録画しろとか言ったそうで、今も録画中なわけだけど。原因は俺だとは理解はしているけど、今更愛妾が増えたって俺の妻たちは小さな事は気にしないよーとか言っていたと後ほど聞いたけど。
「あはは・・・・お兄ちゃんの取り合いになっちゃったね」
「予想はしていたよ・・・・。でもこれで連合軍とかやれるのかが心配になってきたな」
「そこは大丈夫だと思うし、みんな目指すところは見失ってないし(あとは上空からお兄ちゃんの奥さんたちが見ているだなんて思ってなさそう)けど・・・・」
「けど・・・・?」
「・・・・お兄ちゃんの事が大好きだから、私的な時間ではみんなお兄ちゃんの一番になりたいんだよ、きっと」
「一番、ねえ。・・・・それは後々分かることだな、それは」
今ここにいる者で、一番というのは決められないと思うな。一般男子から見れば。でも俺には一番というのは決めているし、時間を一番長く過ごしてきた人物はヒトなら奏だろうな。物で言うなら、トレミーか月中基地本部だと思うなー。最初は一人だったから、でもまあ今は本部にも結構人がたくさんいる。
「俺には一番というのはすぐにでも選べるけど、今は序列なんて関係ないからなのか。余裕はある」
「まあお兄ちゃんには、本妻がいるからねー。でもこの中で一番を決めるとしたら、誰を選ぶの?」
「この中というと、この世界そのものか?難しいなー、神仏の中には妻になった神仏もいるからなー。難問だよ、それは」
「そうだったね。お兄ちゃんと同じ器量を持った者はたぶん奏さんくらいかもって、今は愛妾でも側室となって妻の一人になったら相応しい奥さんになるためにもとね」
「まあ薫が言いたい事は理解はしている。それに・・・・」
言おうとしたが、薫にはもう分かっていることなのか口に人差し指で口を閉じろという合図が出たので、これ以上喋らないことにした。他人の気持ちというのは、自分ではどうにもならないと思うけど、相手の事をどれだけ想えるかという問題だけだ。
「だからね、お兄ちゃんの事をたーくさん想っている薫も、お兄ちゃんのお嫁さんになる!お兄ちゃんがどれだけのお嫁さんがいるかは分からないけど、薫は気にしないから安心してね♪」
「な・・・・・!?」←美空
「ん・・・・・!?」←光璃
「と・・・・・!?」←久遠
何か太鼓の音が鳴ったと思ったら、三人で一文字ずつ言ったのだった。
「それじゃお兄ちゃん、先にお屋敷に入っとこ♪(それに色々と準備もあるでしょ?)」
「おう。こいつらはほっといて入ろうか。今の所愛妾止まりなのは、事実なのだからな♪(ああ。それに集中する事もあるんでな)」
と言って、俺と薫はこの三人は無視して屋敷の
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