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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十四章
織田勢の会話
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「・・・・白百合」

「ん?」

「一つ、間違いを訂してやろう。一真は弥陀そのものなどという、胡散臭いものではない。我の恋人であり、皆の未来の良人である。・・・・姿も、形も、声も、しっかりと
した男であるぞ」

「ほっ。これは失言であった」

「分かれば良い」

というか弥陀そのものを胡散臭いという事態がおかしいと思うが、俺だけか?俺は確かに今は男にしか見えんが大天使化になれば、それは弥陀そのものとなるのでは?とも思ったが、まあ良い。今は待たせてもらうしかないし、トレミーでは最終リハーサルとして映像や画像を出したりしている。

「・・・・・・(焦れておられるようだな)」

「(長きに渡って、お一人でいらっしゃいましたからね。・・・・家臣として、君の心の痛みは良く分かります)」

「(家臣として、ねぇ・・・・)」

「(な、何が仰りたいのです?)」

「(なぁに。最近の麦穂は言葉を弄するようになったと。そう思っただけさ)」

「(・・・・意地悪ですよ、壬月様)」

「はははっ、たまには良いではないか」

との事だったけど、ちゃんと俺の耳には届いているんだが。まあ麦穂の赤くなるのは、久しぶりに見たという感じではあるな。別方面から見るとそこには双葉、結菜、眞琴、市がいたな。双葉もこっちに来るとはな、まあ一応トレミーの報告では誰が来ていると知らせてくれるのはいいんだが。

「双葉様、お疲れになっていません?」

「そうですね・・・・少し疲れてはいますが、それ以上に旅が楽しくて仕方がありません」

「あ、そっか。双葉様って、あんまりお外に出た事が無いんでしたっけ?」

「はい。二条館より外に出たことは、数えるほどしかありません。・・・・まして信州に行くなどと、夢のまた夢でしたから」

「そうだよ市!双葉様は由緒正しき、足利将軍家のご令嬢なんだから!」

「あーはいはい。・・・・まこっちゃんはホント、か弱い乙女に夢見てるよねぇ」

「そ、それはほら・・・・僕は母上から、江北の武士として鍛えられて、こんな男女みたいになっちゃったし・・・・」

「どこが男女っ!?いい?まこっちゃんは市にとって、だいだいだーいすきな女の子で、市の旦那様なんだからね!そう言う事言っちゃダメだよ!」

「う、うん。ありがと」

「ふふふっ・・・・本当に仲がよろしくて。羨ましいです」

「羨ましい、ですか?」

「はい。・・・・私も早く旦那様と再会したく思います。・・・・ねっ、結菜さん」

そういえば、双葉と恋人になってからは呼び方がずっと「旦那様」だったな。唯一呼んでいる存在なのか、時々他の奴らから変な目で見られるけど。

「うっ・・・・ま、まぁしばらく顔を見てませんから、ちゃんとご飯
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