二十四章
織田勢の会話
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したら一真と試合をしてやろーぜと小夜叉がそう言ったら、桐琴も賛成のようで、張り切っていた。
「ふぃぃぃぃ!緊張したぁーっ!」
「うんうん。相変わらず尖った小刀みたいな雰囲気が二つもあるから、何しでかすか分かんない感じだねー。接し方に困るぅ」
「確かにねー。・・・・だけど和奏。相変わらずヘタレー」
「ヘ、ヘタレとか言うな!それに相変わらずでもなんでもないぞボクは!森親子相手に無駄に命を賭けたくないから引いてやったんだよ!」
「森親子、いつもイラ即斬、って感じだもんね」
「そうかなー?金ヶ崎の退き口のときから、森親子の雰囲気は少し変わった気がするよー?」
「まぁ確かに・・・・桐琴さんはまだしも、小夜叉は前よりはキレる事も無くなってきた気がするけど」
「森一家の次期棟梁として、責任感が出てきたのかなー?」
「・・・・多分、一真さんと接する事が増えてきてからだと思うよー?」
「となると、森親子の安定剤として、一真には一刻も早く戻ってきてもらわないとな!」
「自分が安定剤になろうって気は無いの?」
「犬子にはあるって言うのかよ?」
「んー、まあ桐琴さんより小夜叉の方がマシかなー。嫌いじゃないし、キレても手を出さないって約束してくれるんだったら、ふつーに友達になれると思うけどなー」
「雛もだよー?」
「げっ!苦手なのはボクだけかよっ!?」
「和奏も小夜叉も、根っこは同じなんだから良い友達になれると思うよ?桐琴さんはまだ苦手だけど・・・・」
「同じっ!?ボクとあいつがっ!?ボク、あそこまでキ印じゃないぞ!」
「いやいや。口調が普通なだけで、やってることはたまーにそっち方面に片足突っ込んじゃってるいお?」
「マジでっ!?大丈夫かなっ!?一真に嫌われたりしないかなっ!?」
桐琴はまだ苦手でも小夜叉とは仲良くなれるのかは、ホントかどうかは知らんが。まあ俺はそこまで器は小さい方ではないから、そんなんで嫌いにはならないと思うけど。まあ織田勢についてはだんだんと近付いていると報せが来ているからか、トレミーでの会議室の大部屋では各座布団にピンマイクを揃えたりしていた。特に月と詠は大忙しだ。月と詠もついて来たのは、メイドとしての仕事もあると知らせたらソッコー来たけど。
「一真さんなら大丈夫だよー。ヘタレな和奏も包み込んでくれると思うしー」
「だよな!ならいいや!」
「いいのっ!?」
「いい!」
「うーん、このチョロさ」
「あははっ!和奏らしい!だけど自分でヘタレって認めているようなものだよそれ」
「ヘ、ヘタレじゃないぞボクはっ!」
「「あははははははっ!」」
と三バカいや三若の会話だったけど、相変わらずだなと思った。
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