二十三章 幕間劇
小さな笹舟×薫の気持ち
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
向かったが船での用事を思い出したので船に向かったけど。
「・・・・・・」
「・・・・ふぅ。今日はたくさん、ありがとね。鞠ちゃん」
「えへへ。鞠も薫が嬉しかったら、嬉しいの!薫こそありがとうなの!」
「でも・・・・お姉ちゃんに、何て言えばいいんだろ」
「あ、薫ー」
「お、お姉ちゃん!?」
「どうしたでやがりますか?」
「う、ううん・・・・何でもないよっ。それよりお姉ちゃん達はどうしたの?」
「薫が出かけたって聞いたから、ちょっと迎えに来たでやがりますよ」
「そ、そうなんだ・・・・」
「一真は?」
「え?」
「一緒だったって聞いた」
「う、うん・・・・。お兄ちゃんなら、今別れたから・・・・もうお部屋に帰っていると思うよ?」
「そう・・・・。薫」
「・・・・な、なに?」
「一真のこと・・・・」
「・・・・・・」
「姉上・・・・」
「光璃ちゃん、あのね」
「・・・・・・?」
そこで首を傾げる光璃もかわいいんだがな。
「一真はみんなのものなの」
「うん」
「だから、薫の気持ちも大事にしてあげてほしいの!」
「うん」
「だから・・・・へ?」
ああ、光璃はもう分かっていたようだった。
「薫の幸せは、光璃の幸せ」
「お姉ちゃん・・・・」
「一真も、薫も、二人が笑ってるのがいい」
「光璃ちゃん・・・・」
「薫」
「・・・・はい」
「今度、料理・・・・教えて」
「え?」
「光璃も、一真に笑って欲しい」
「それはいいけど・・・・。お兄ちゃんの方が料理の腕は高いよ?」
「薫に教えてもらった方が良い。・・・・約束」
「あ・・・・・・」
「あ、姉上。待つでやがりますよっ」
「夕霧も同じ」
「え、あ・・・・」
「夕霧の幸せも、光璃の幸せ」
「そ・・・・それは今は関係ないでやがりますー!」
やはりか、薫もだが夕霧もか。武田三姉妹とも俺と・・・・。まあ今はそういう考えはやめよう。
「・・・・行っちゃったの」
「お姉ちゃん・・・・」
「光璃ちゃん、笑ってたの。・・・・良かったね、薫」
「うん。・・・・ありがとう、お姉ちゃん」
その後、薫は鞠と一緒に、夕食の支度をしていたのだったけど。その様子を空から見ていたけど、この事は言わない方が良さそうだなと思いながら華琳のところに行った。そしたらちょうど試食をしていた華琳たち。
「あら、ここに来ていたの」
「まあな。それは新作の菓子か?」
「ええ。ところで、この子達が武田三姉妹?」
「ん?ああ、見ていたのか。そうだ、恋にそっくりな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ