二十三章 幕間劇
一真隊全員での食事会×川中島戦後録×二人だけの空間
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・・・は?光璃様が・・・・・私に・・・・・?」
「ああ」
「はああああああああっ!?」
まあデカい声で驚くのは当たり前だ。そりゃ、ころは野武士の出だからなのかいきなり一国の主である光璃が会いたいというから。
「な、何でころちゃんなんですか?」
「そ、そそそ、そうですよ!普通、一真隊で光璃様と顔合わせが必要なのは、公方の一葉様か、今川家の鞠ちゃんじゃないですか!それが何で、私・・・・」
「武田家の棟梁として、木曽川を牛耳る川並衆の棟梁がどんな子なのか気になるんだとよ」
「棟梁の格が違いすぎるじゃないですかあああああああ!っていうか、何で川並衆の事まで・・・・!?か、一真様ですか話したの!何話してるんですか!」
「俺じゃねえよ。武田家は各地の情報集めが得意な連中を持っているから、俺が話す前から知っていたんだと」
「うわあああああ・・・・・。ちょっと、勘弁して下さい・・・・・。さすがにそんな事、いきなりは心の準備が・・・・」
「それほど驚く事でもあるまい。公方に説教をするころが何を今更うろたえておる」
「いや、私だって別に好きで公方様にお説教をしてる訳じゃないんですけど・・・・」
「そうか、今日はやめておくか?」
まあ、今更であるが武田の棟梁に面談というサプライズをするつもりではなかったが、ころ本人にとってはサプライズというよりシークレットゲストという感じになるからな。
「すみません・・・・。もうちょっと心の整理が付いたらという事で・・・・」
「そうだ!だったら、薫、ころちゃんの料理の話が聞きたいんだけど・・・・」
「料理?一真様のではなく、私ですか。まあそれなら、いくらでも・・・・」
「やった!一真隊で二番目の料理上手って聞いていたから、どんな子か楽しみにしてたんだ!もちろんお兄ちゃんが一番だというのは、知っているよ。心と勝負してみたら、お兄ちゃんの方が美味しかったから」
まあそうだろうなー。この前、心と料理勝負をしてみたんだけど。その先からは言わんが、俺が勝ってしまった。と、同時に俺の料理を食べた長尾と武田の武将たちは俺曰く『女のプライドが傷ついた』と心底落ち込んだ女性陣だった。さすがに詩乃たちは食べ慣れているからか、そこまでダメージはなかったけど。
「え、いやちょ・・・・一真様!?」
「それについても俺ではないぞ」
「じゃあ・・・・・」
また俺なのではと視線が飛んできたが、否定をしてので視線がゴロゴロしていた綾那とその脇にいた歌夜だったけど。
「綾那じゃないですよ」
「私でもありません」
「だ、だったら・・・・!」
そして俺でもないし、綾那と歌夜でもないとすると、視線が詩乃と雫に向かった。
「事実を
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