二十三章 幕間劇
一真隊全員での食事会×川中島戦後録×二人だけの空間
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は、不思議な光景でいやがる。兄上達もお食事中でやがりましたか」
「あ、兄上!?」
「まあ、武田の次女からすれば、長女の未来の良人は兄であろうな」
「また新機軸ですわね・・・・」
「何やら賑やかでやがりますなー」
「夕霧も一緒に食べる?」
「むー。夕霧はもう食事は済ませたでやがりますよ」
「そうか、じゃあまた今度な」
「終わるまで待つでやがります」
「薫さん。良ければ隣にどうぞ」
「ありがとう!詩乃ちゃん!」
詩乃が珍しくスペースを空けてくれて、俺の隣には薫の膳を置いて手を合わせた。ちなみに護法五神や新羅三郎義光とか他の神仏たちは、人間サイドと神仏サイドで分かれていたため、薫は俺の隣にと座れた。というか一応ここは俺ら神仏にとっては下界だからな、人間同士で話したい事もあるのでそうさせた。俺は現在人間の方だからだけど。
「それじゃ、薫も・・・・いただきままーす!」
薫が食べ始めてから、結構時間は経ったが俺は食い終わったと同時に呼んだ神仏たちも神界へと帰っていったけど。
「ふう〜。ごちそうさまでした」
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまったけど。名残惜しいとはあるが、料理は温かい内に食べた方が美味しいからか俺達は手を合わせて食事と楽しい時間を感謝だ。
「ふー。お腹いっぱいなのです!」
「ちょっと綾那、お行儀が悪い」
「歌夜のその小言も、久しぶりに聞くと何やら落ち着くの」
「公方様はお小言は聞き慣れておりますからな」
「別に好きで聞いておる訳ではないわ」
まあそうなんだと思う。こういう小言も、久しぶりに聞けば懐かしくも感じるとも言う。
「で、夕霧は何か俺に用があるんだろ?」
「そうでやがります。済んだら、姉上の所に行くでやがりますよ」
「それは何の用事?」
「もちろん兄上だけでやがります。姉上が、この間の川中島での出来事を聞きたいと仰っていたでやがりますよ」
「・・・・だったら、薫も行った方がいい?」
「薫はいいでやがります。兄上と一緒に行動をしてやがったから、一真隊の動きは兄上に聞けば良いでやがりますよ」
「ホント?」
「じゃ、薫は鞠と遊ぶのー!」
「あ、そうだ。だったら・・・・ころも来てくれるかな?」
「・・・・・・・・・・・はひっ!?」
「なぜ驚く?」
「いえ、軍の動きの話だったら、一葉様か詩乃ちゃんか、後は精々長尾方の一真隊を率いていた梅ちゃんじゃないのかなと・・・・」
「どうしてそこで、私がオマケみたいな扱いなんですの!」
「そっちの話ではない。光璃がな、ころに会いたいというのを思い出したからな。ついでにどうかなーと思ったんだが」
「・・・・・
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