二十三章 幕間劇
一真隊全員での食事会×川中島戦後録×二人だけの空間
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った時は、一真を光璃の物にしたいって思う。さっき、夕霧と一真の声が聞こえた時も、しゅんって・・・・・あ」
それ以上は言わせねえよと思いながら、頭を撫でていただけだったけど、光璃を抱きしめていた俺であった。
「そういう時になったら、いつでもこうするが。それは二人の時だけな、それに俺の事をこんなに思ってくれているのなら感謝というか凄く嬉しい」
「今、しゅん・・・・じゃなくて、ほわっとしている。夕霧や薫と一緒にいる時みたい、ぎゅってされているのは撫でてもらうよりも・・・・嬉しい」
「俺も幸せだ。まあ本妻がいようとも、今ここにいるのは俺と光璃だけだ。二人っきりの時間はこうしていたい時もある」
「一真も?」
「ああ・・・・。俺も本当は光璃を独り占めしたいとは思っている、けどそれは駄目な事だ。でも今ここにいるのは俺と光璃だけ、そして二人だけの空間」
抱きしめたままではあるが、躑躅ヶ崎館に籠もるのも悪くは無いかなとは思うがそれではダメな事だ。平等の愛を捧げる事が、奏との約束でもあるのだから。
「光璃と同じ・・・・。とくとくと言っている」
とまあ、この先からは何となく分かるが、俺と光璃はキスをした。光璃曰く顔が熱いし、我慢が出来ないようで。ホントはキスする音をここで再現したいが、それは想像ということで。でまあこの先何したかまでは言わないけど、押し倒してはいないがその身を受け止めていて、光璃もそれを嬉しがるように一層身体を預ける。そしてキスだけに終わらず例の行為を始めた俺と光璃。今回もこの部屋に来ない様に人払いと認識されない結界に防音結界と三重にしたおかげで、俺も光璃も火照っていたのだった。ここからは言えないけど前戯をしたあとに挿入してから中出しをしたが、もちろん行為後に浄化をしたので服にも身体にも行為していないかのような感じにはなった。けど俺と光璃は何だか疲れ切った感じではある。
「ごちそうさまでした」
「何がとは言えないけど、おそまつさまでした。でもこれで分かっただろ、光璃は一人ではないって」
「・・・・・(コクッ)一真の気持ちが分かった気がする」
俺の気持ちか、まあ俺の奥さんと離ればなれになったあとは光璃のようにしゅんという気持ちにはなったけど。今はこの躑躅ヶ崎館の上空にいるけどね。
「一真・・・・。好き」
「うん。俺もだけど、好きって言ってくれたの初めてじゃない?」
「たぶん。・・・・好き、一真」
その一言だけで、気持ちが繋がるような感じがした。その言葉だけでも大切に思えてくる光景のようで、まるで大切にしている宝石という表現だな。まあ大切な指輪は、いつも肌身離さず付けているけど。
「俺も好きだよ。会って日も浅いけど、一緒に戦って、時間を過ごす。今だけは光璃の事だ
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