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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十三章 幕間劇
一真隊全員での食事会×川中島戦後録×二人だけの空間
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・・だけど、今回は余計なのが記録されそう」

「まあそうだな。記録にいつもの口癖であるやがりますとか、付けないだろうな?」

「大丈夫。うまくやる」

「光璃が言うのなら、大丈夫か」

光璃の黒歴史もなかったことにしてくれるとは、思わないけど。こちらとしての報告書には纏めてある、今は副長の劉零がしてくれるだろうし。それに今までのデータとかを黒神眷属による今まであった事を映写機で、見せているだろうし。

「お疲れ様、一真」

「光璃こそな、俺はいつもの事だから」

「・・・・・・」

うーん、何だか今日の光璃は元気がなさそうな気がする。いつもよりテンションが低めだし、今日は何か違和感を感じるけど。

「光璃・・・・何かあったのかな?」

「どうもしない」

「いつもと比べて元気がないのは分かるんだが?」

「・・・・・・?」

首を傾げてもな。

「もしかしてだけど・・・・・久遠に会うのが心配なのか?来る事は知っているけど」

そう聞いてみたけど、光璃は首を横にふる。

「そうか・・・・。まあ心配はしない方がいい、久遠はあれでうつけとか呼ばれているけど、光璃みたいに道理の分かる相手だ。話せば、理解してくれるさ」

「それは、心配してない。信長がいい政をしてるのは、知ってる。一真の扱いも、鬼を倒すための考えも、分かる。信用してないのは、戦のやり方だけ」

「まあそれは分からないわけでもないさ」

金ヶ崎の敗戦が気になるそうだが、あれの予知をしていたのは俺だ。まあ予知以前にいつも知っている久遠ではなかったし、おかしいという部分はあったような戦い方。

「信長の事じゃ、ない」

「ふむ。美空の事でもなさそうだな」

「違う。鞠も来たし、予定通り。・・・・ううん。予定以上」

光璃は小さくため息を吐いて・・・・そっと押さえたのは、ケープに覆われた胸元。

「でも・・・・この辺が、しゅん、てなる」

「しゅん、ねえ」

「一真」

「何?」

「さっき、何してた?」

「さっき?もしかして、この部屋の前で夕霧の声が聞こえたことか?」

さっきというと、一真隊で食事をしていたのは、知っていると思うし。その前だとドウターについてを考えていたから、さっきというとこの部屋の前の事だと思った。

「・・・・(コクッ)夕霧、凄く嬉しそうにしていた。・・・・何?」

「夕霧が妹思いのいい姉だと思ってな、頭を撫でていたところだ」

「頭・・・・」

「もしかして、撫でてほしいのか?何なら撫でてもいいぞ。光璃には頭撫でていないしな」

「・・・・いいの?」

「ああ。光璃はいい姉として、妹思いだし。俺の妾の一人だ、妾がして欲しいというのなら、俺は
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