二十三章 幕間劇
一真隊全員での食事会×川中島戦後録×二人だけの空間
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がしていたら長篠の戦いは、普通に武田家が有利になるような気がするんだが。
「いずれにしても鉄砲対策は徹底的に研究しておかないと、騎馬隊なんて時代遅れになりやがりますな」
ふむ。史実というか俺らの歴史だと、長篠の戦いは武田信繁は参戦してなかったような気がするんで、スマホを取り出しwikiで検索。すると、参戦武将の中には武田信繁の名はなかった。それとも今回の件がなかったから、鉄砲の有効性を知らないのかな?まあこの戦は晴信である光璃の代ではないし。
「春日はどう?」
「春日も鉄砲は警戒してやがりましたよ。多分、対策も幾つか考えてやがります」
「分かった。また、皆で考える」
「でやがりますなー」
まあこの世界は外史であって正史ではないから、長篠の戦いは起きないと思うけど。それにもし武田の相手が俺達ブラック・シャーク隊だったら、瞬殺されるのがオチという訳になる。この時代の鉄砲と俺達が持つ最新技術の銃火器の射程は大幅に違うからな。狙撃班も結構いるし、八咫烏隊一の烏がいたとしてもこちらはスナイパーがたくさんいる。あとは騎馬隊が来ると予測されるポイントに地雷とか仕掛ければお終いだし、もし地雷を回避したとしても上空からのヘッドショットで終わる。
「次は一真の番」
「ああ・・・・。そうだな」
「夕霧はずーっと前線にいたから、向こうの一真隊が下がった後の事は知らないでやがりますよ」
「光璃も聞きたい」
「そうだな・・・・。まあ話すより見た方が早いんでな、まずはこれを見てくれ。向こうの一真隊が下がった所から話せばいいのか」
と俺は空間からノーパソを取り出してから、光璃と夕霧に映像を見せた。映像についての技術は、前に教えておいたからなのかすぐに理解をしてくれた。
「ほー。で、あの姦しい妾連中と長尾本陣から姉上の本陣までとって返そうにしたでやがりますか」
「まあな。それに夜叉たちに命令したのは俺だからな。だから、美空と光璃のサシの勝負が終わるまでは一真隊を武田勢本陣に入れさせないようにした訳」
「すると、兄上が止めたんじゃないでやがりますか?」
「ああ。サシの勝負が終わったら、一真隊を本陣に入れたら一本の木の所で仲良くしていたのさ」
「一真の出番は特になかったけど、勝負の邪魔を阻止してくれたのは一真が夜叉たちにそうしてくれたため」
「それに一真隊を止めていたのは、分身体の俺が大天使化をしての夜叉への命令。本体である俺は上空にて戦いをしていた」
分身体として気付いたのは、長尾勢本陣のところだし。まあ無事に仲良くで終わったからよかったけどな。
「まあ俺的には、二人が無事でよかったけどな」
「・・・・・・・」
「だったら次は姉上の番でやがりますな」
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