二十三章 幕間劇
鬼の強さ×川中島の戦後話×一真流講座
[10/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
言ったらしいが。あと本体と分身体は別々に話せるように工夫をしてみた。
「さてと、柘榴は槍使いだから俺も変えようか」
といって剣から檄に変わったけど。恋が使う方天画戟だけどな、重さも恋と同様だけど俺にはちょうどいい。
「服もですけど、武器も一瞬にして変わったっす!」
「相変わらず、それについては綾那も良く分からないです」
「細かい事は気にすんな。さて、槍を構えろ」
「はいっす!」
「俺のとは違うけど、同じ動きをしてみせろ。はあ!」
「はあっす!」
と槍の構え方を見てから、無駄な動きがあると指導をしていた。で、無駄なく動きをすると、何だかさっきより違うっすとか言っていたけどそりゃそうだ。構え方は違うけど柘榴が戦う構えより無駄がない動きなのだから。本来だったら綾那が教えるらしいが、どうやら綾那は箒同様に擬音で教えるそうだ。だから、松葉には南蛮語として聞こえるそうだけど。
「柘榴、さっきより無駄がない」
「一真様のお教えは、無駄のない動きから教わるんです。ねっ、一真様?」
「ああそうだな。その動きを覚えないと、次が行けないし」
「一真さんの教えを、松葉も教わりたい」
「あとでな。今は柘榴がやっているからな」
綾那の教えよりかはマシな方だと思う。擬音語を他人に言っても分からないと思うし、そういうのは西の方で詳しそうな気がする。綾那は感性だけで突き進む天才タイプなのか、あとは市や小夜叉みたいに本能で戦っているという感じのタイプ。鞠も恐らく擬音で言えば分かりそうな気がした。一瞬美空もと思ったが、美空は夕霧の喋り方で苛ついてるからなのか、擬音で言ったらさらに苛つくタイプだな。
「そうそう、そんな感じで。さっきより無駄がなくなってきたぞ」
「そうっすか?一真さんの教えが上手いのか、すぐに分かるっす」
「俺には指導をする者たちが、たくさんいるからなー。それに教えやすくするのも、考えてやっているからな」
「と、こうっすね。だんだん分かってきたっす!というか、何で松葉は一真さん分身体の方にしがみ付いているっす?」
「綾那たちのマネ」
「うぅぅ・・・・何か羨ましいっす」
「悪くない気分」
なるほど、さっきはどうでもよかったけど何か慣れてきた松葉だった。
「あ、歌夜。一真様のお膝に座ってるです」
「え、あ、その・・・・これは・・・・」
「歌夜がそこだったら、今度は綾那が腕にくっつく番ですね『それはあとでいいだろうが、今はこうやって教えているんだから』じゃあ、後でですね!」
「・・・・いいの?」
「歌夜も一真様の妾なんですから、当たり前です。後で一緒に一真様にご褒美もらうですよー!」
「じゃあ一真さん!後ででいいっす
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ