二十三章 幕間劇
逃走中・一葉を追え
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「あーあ、こりゃまずいな。飛び込むしかなさそうだ」
「一真様、駄目なのです!」
「一真、危ないの!」
「大丈夫大丈夫。俺は神だから、心配ないよ〜。(たぶん)」
あれだけの破壊力のある技が正面からぶつかるのであればどちらも怪我だけでは済まない。だから決死の受け止めに入るしかないと思った。桃香たちも、それしかないとはいえ、自分の夫が決死の止めに入るのは些か抵抗もあるが、大技クラスを止められるのは恐らくここにいる俺と禁手化したヴァーリくらいだろう。
『行け!』
と言って、双方のお家流が発動した瞬間に俺は間に入って煙幕を出した。そして巨大化をして前を美空側に後ろ側を一葉側に向けた、そしてどうなったかは予想通りとなったのだが、双方の攻撃をした後に光璃が来たらしい。
「・・・・・・何してるの?」
と聞いたら美空と一葉は、技を解除したがもう遅かった。柘榴の隣にいたはずの一真がいなくて、うめき声を聞いたあとに美空と一葉の間を見ると背中から何本の剣が突き刺さり、前からは結界を張ったのだろうが生身の身体なのか塵のように燃えていた人物である一真がいたのだった。一真は受け止めたあとに、よろよろしたあとに川に落ちたのでやっと気付いた双方に観戦していた柘榴たちと鞠たち。
『一真!/主様!/一真様!』
川を見たら、そこには血だらけの一真がいたら、即桃香たちが来た。そして運ばれて行ったけど。その間に、説教が始まっていたけど。
「まったくもう。逃げ回る所まではお説教だけで大目に見ようと思いましたが、足利の家に伝わるお家流を一体何だと思っていらっしゃるのですか・・・・。怪我さえしなかったのは、全て受け止めた一真様ですよ!沙紀さん、一真様の容態は?」
「瀕死状態の重体だそうですが、大丈夫です。我々の医療はここより進んでいますから、隊長曰く気絶したのは久々だったと」
「・・・・・・ふむ」
「一真様もあの流れまでは分かっていたはずなのに、何故なんですか?」
「恐らくここまで本気させたら、どうなるか。知りたかったようですよ、最も護法五神の力は一真様が召喚したときより力が弱かったと言ってましたし」
「美空様も、よりによって公方様狩りだなんて何考えているんですかぁ!もう詩乃ちゃんから話を聞いた時、寿命が縮まりましたよぉ・・・・。あと神様を傷つけたのですから、神罰喰らってもおかしくない状況でもあったのですから!」
「・・・・・・なんで私まで」
「・・・・甲府を遊び場にされては困る」
「まったくです」
「いいじゃない、ちょっとくらい・・・・」
「・・・・・・・」
「な、何よ・・・・・・」
「・・・・・・・」←光璃
「・・・・・・・」←美空
「・・・・・・・」←
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