二十三章 幕間劇
長尾勢×美空と散歩
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俺は躑躅ヶ崎館に戻る前に、神界から呼ばれたので長尾勢とは別行動をしていた。大天使化となり、神界に行った。そしたら護法五神に武田の精霊と、さっきまで敵同士だったのが、今は一緒にいたのだった。今回呼ばれたのは、今回長尾と武田の戦の最後になって夜叉が出たからだ。あれは俺いや我の指示だったからな。
「創造神様のおな〜り〜」
部屋に入ったら全員頭を下げていた。で、一番偉い席というか上座の席に座った我であった。
「全員、表を挙げよ」
「挙げたところで、今回招集されたのは長尾と武田の戦に夜叉が出たことです。それについての説明をと思いまして」
「そんなの決まっているだろうよ。我は今回の戦は両軍の戦闘を止めるべく、夜叉の力を借りたまで。我が直接出向くと、いくら護法五神でも武田の精霊でもその場で停まるだろう?それをしないために夜叉たちにやってもらったまで」
「なるほど。創造神様の口から説明をしてくれなければ、この場は荒れていた事となりましょう。全員納得されたので、これからの事を考えましょう」
と帝釈天がそう言ってから、この外史の壊滅まであともう少しなので我々はどうするのかについて考えていた。まあここにいる神仏も保護はできるけど、新たな外史が生まれたときに神仏がいないとなと思った。なので、神界と冥界を繋ぐ扉を創ることにした。そしたら、いつでも呼べるしお家流も使えるからな。あとは召喚するときは、それぞれのところだけど。そしてこの会議が終えたところで、我は地上に戻る事にしたが長尾のとこには我の分身体がちょうど秋子と喋っていたところだった。
「そういえば、長尾勢は今どこに?」
「本隊はひとまず、北条と斎藤に任せて海津城に。私たち武将格だけがこちらに招かれました」
「海津城というと、真田家の家でしたよね」
「ええ。真田の一徳斎殿の城です」
まあ恐らくは海津城は色々思う所はあるんだろう。秋子の口調は、喜んでいるようであってもいつも通り困っている様子ではない。
「けれど、ここが音に聞こえた躑躅ヶ崎館なんですね」
最たるものは、その一言だった。
「ああ。そうだ」
「この間まで、どうやってここに攻め入ろうか考えていたのに・・・・。今はこうして客人として見上げているなんて、不思議な気分です」
「まあそうでしょうね」
とそこに神界から俺の本体が、上から見上げていたのだった。会議が終わったそうで。それにしても、秋子の言う通りだが俺も数日前まではどうやって美空たちを抑えようかはいくつか手があった。まあ今はこうして秋子と一緒に平和に躑躅ヶ崎館の門を見上げていた。
「一真にとってはそう珍しいものでもないでしょ。越後に来た時だってそんな事言ってたじゃない」
「御大将・・・・」
「昨日の
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