二十三章
公方逃走×風林火山
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!」
「あーもうこの人はーっ!」
と引き返してというより逃げ出した一葉たち。あとでお仕置きだな。羞恥プレイもいいが、胸だけでイかし続ける刑でもいいが。まあ今はいいとしよう。
「ハニー!見えましたわ!あれが本陣です!」
梅の指差すほうに見えたのは、毘沙門天の旗がある陣幕で、その上には手を振っている毘沙門天がいたけど。獅子の旗を掲げる一真隊そのものは、まだ長尾勢と思われているのかもしれない。全力で移動しても咎められる理由はないし。長尾の陣に向かい駆け抜けるが。
「本陣と言っても、簡単な幕が張ってあるだけですね」
「美空らしい事だ。このまま突っ込む!いけるな、薫!」
「任せて!お兄ちゃん!」
「よーっし!一真隊、突撃です!」
と俺たちは長尾本陣に辿り着いたが、無人のようだった。
「無人じゃない」
「ほう・・・・松葉がここにいるのか」
「いらっしゃい」
「すると、美空は武田の本陣にでも向かったのか?」
「正解」
やはりか。美空らしいといえばらしいな。
「本来の本陣を捨てるのは、山を下りた時点で予想通りということですか」
「普通なら大将自ら突撃はしないが、美空は普通じゃないな」
「それも正解」
と言っている間に、今すぐにでもやめさせないとと言っているが松葉は戦おうとしているようだが、俺の予想通りだ。
「ここまで予測通りだ、戦場にいる夜叉共!双方に向けての攻撃を開始せよ!俺も行く」
「何を言っているのやら、行かせない・・・・あれ?」
と言って俺の身体は半透明になる。そこで初めて気づいた一真隊のメンツ。
「もしかして、この一真様は分身体の方ですか?」
「大当たり。と言う訳で先に言っているから。松葉の相手を頼むぞ」
と言ってから完全に消えた俺はというと翼を出して飛んで行った。女の意地を見せに行ったのも知っているからこそ、わざと泳がせた。そしてこの瞬間にゲート開放、大型ドウターが群がる中で、俺本体であるトレミーは攻撃を開始。
「ハニーにはハニーのやる事があるとはこの事ですわ。綾那さんは松葉さんを相手をお願いします。一真隊は美空様を追いかけますわよ!」
「応!」
「一真さんは行っちゃったけど、これ以上は行かせな・・・・」
「・・・・いわけには、いかないです!」
「・・・・チッ」
「さて、一真隊は行ってくれたです」
「・・・・邪魔なチビ」
「綾那は、背丈はチビでも器はでっかいです!」
「潰す」
「こっちこそ、そのでっかい鎧をボッコボコにしてやるですよ!」
「・・・・・チッ」
「松平家家中、安祥七譜代が一つ!藤原に通ずる二条家綱が裔、本多平八郎綾那忠勝、推参なので
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