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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十二章 幕間劇
赤×赤
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まあいいけど、粉雪たちは暴れたりなさそうだし。

「総員騎乗!全速で山を回り込んで、空気読めない鬼共を残らず血祭りだぜ!」

「綾那について来るですよーっ!」

「あーあ」

「ちょっと、綾那・・・・!

「「突撃ー!」」

「行っちゃったけど、俺らはどうする?幸い普通の鬼だから綾那達でも倒せるけど?」

一部のテンションが高い赤備えを連れて、二人はあっという間に街道の彼方へと。

「あ、あの・・・・・・織斑様・・・・・?」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「俺達も行くか〜。あいつら、あとでお仕置きだ。聞け!俺たちは後方から二人を援護しつつ、前が伏兵や奇襲を受けんように支援する!俺は空から様子見しているから、あとはよろしく。歌夜」

「了解ですっ」

「ええっと・・・・自分たちは・・・・・」

・・・・赤備え隊の全員があのテンションなわけないよなー。ついて行ってるのは一部だし。見ると騎馬の兵や馬を置いてきた兵のいくらかはまだこの場に留まったままだった。

「お前らも悪いが、騎馬隊は粉雪たちに追いついて、周辺の警戒をしておいてくれ。もう少ししたら落ち着くと思うが、今伏兵を受けたらヤバい事になるのは間違いないと思うから」

俺の鎧姿を見ていたのは平然と話しかけてきた赤備えの兵たち。食べ物の恨みは怖いとは言うが、腹減っているときの恨みとはそれこそダブルアップトリプルアップの領域と言うらしいが、俺は意味が分からんで言ってみたが。勢いは俺並みに威力だと思うけど、その分隙が大きく出来るわけだし。

「はっ」

「一真様」

「歌夜たちは急いで行って来い!俺は空から様子見しているから。お前ら歌夜の言う事をちゃんと聞けよ!」

と指示を出してから、俺の馬をバイク飛行モードにしてそのまま鎧姿であとを追った。それを見ていた歌夜たちも馬へと飛び乗って後を追って行った。ちなみにこの後KYな鬼を倒したあとに説教をした。そのあとにやっと躑躅ヶ崎館に戻ったが俺の鎧姿に圧倒されていた者達。で、やっと禁手化を解いたあとに報告をしたら夕霧と心による説教の第二ラウンドが発生。その間俺らは、トレミーから夜食を持ってきた桜花たちと共に夕食を食べた俺と歌夜だった。
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