二十二章 幕間劇
赤×赤
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ど」
「そうなんだぜ?」
とそう言ってる間にも、俺分身体が普通の鬼を倒しまくっているな。
「ホントに旦那が戦っているんだぜ。それにあの二人もなかなか良い動きしてるんだぜ」
二人の評価はまあまあということか。今の所普通だし、問題はない。俺本体が出れば、話は変わってくるしな。普通の中に強化版が混じっているが。
「はあああああああっ!」
「ガアアアアアアアッ!」
「にゅやぁぁあぁっ!」
「はあっ!」
「「ギャアアアアアアアアアっ!」」
と鬼を殲滅中の俺ら分身体と綾那達。
「一真様、歌夜、敵陣を抜けたですよ!鬼共は大混乱なのですっ!」
「おう!総員反転しろっ!このまま総崩れの敵陣を仕留める!山県の嬢ちゃんに獲物を残す必要はない!遠慮はいらんっ!」
「総員、もう一回突撃っ!」
「・・・・さて。ここまでは粉雪さんの予想通りだけど。・・・・一真様も思っているけどこちらこそ、お手並み拝見よね」
「織斑様!」
「何だ!」
「隊の後方の山中から鬼の増援出現!挟撃です!」
「了解した!」
とこちらから分身体からのを聞いていたら、粉雪にも届いたようだった。
「いよっしゃぁっ!」
「あーらま」
トレミーの報告通りに別動隊がいたが、そいつらが強化版とドウター化した鬼だそうだ。まあ最近の鬼はホントに知恵を付けているし、ドウター化になればいくら粉雪でも倒すのは無理。久々に禁手化できるかな?
『相棒。こちらはいつでも準備できてるぜ』
『禁手化使うのはまだだ。とりあえず様子見な』
「にしし、このくらい、武田の将なら出来て当然なんだぜーっ。野郎ども!赤備え隊!丹塗りの甲冑を改めて真っ赤に染め直してやるんだぜ!一気に殲滅してやらぁぁっ!」
「ヒャッハー!一気に殲滅してやんぜ!」
「・・・・旦那。尾張じゃそんな変な叫び声するんだぜ?」
「織田家の切り札である森衆だけだよ、早くしないと取り逃すぞ?」
「それなら行くんだぜ!進め!進め進め進めぇぇっ!」
粉雪たちは馬腹を蹴って一気に街道を走り出す。俺?俺なら馬並みに走っているよ、まあ騎馬と隣で走るのは危険だから空を飛んでいるが。それにしても武田騎馬隊の速度はバイク並みだな。奇襲の鬼達が俺分身体たちにぶつかるより早くその背後に突けるというのを。粉雪の計算通りではあるが、計算外というのもあるくらい。
「はああああああっ!」
「ギャアアアアアッ!」
「うりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃあっ!」
「ガアアアアアアアっ!」
「挟撃の鬼部隊の後方に丸に桔梗の旗!山県様です!」
「・・・・もっと勇を頼みに突っ込むだけかと思っていたけれど。さすが、赤備えを任され
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