二十二章 幕間劇
陽だまりスケッチ
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夕霧お姉ちゃんもでしょ?』
『ゆ、夕霧は・・・・。夕霧は・・・・姉上も、薫も、兄上も・・・・同じくらい大事でやがりますから・・・・』
『こないだ来たばかりのお兄ちゃんが、もうお姉ちゃんや薫と同じくらい大事なんだ?』
『いじわるでやがりますよ、薫』
『ふふっ。ごめんね。・・・・でも、それは薫も一緒だから』
『薫・・・・』
『詩乃ちゃん達は、別にいいんじゃない?って言ってくれてるけど・・・・。それにお姉ちゃんも詩乃ちゃんも同じ妾だし』
『姉上は寂しがり屋でやがりますからな』
『うん。お姉ちゃんとお兄ちゃんにも仲良くして欲しいし、薫もお姉ちゃんからお兄ちゃんを取りたいなんて思っている訳じゃないんだよ・・・・』
『薫の事も応援したくはあるでやがりますが・・・・。なんとも厄介な御仁を好いてしまったものでやがりますな』
『薫も、夕霧お姉ちゃんの事、応援しているからね?』
『だ、だから夕霧は別に・・・・っ!』
『あはは。夕霧お姉ちゃん、顔真っ赤だよー』
『だからー!そういうのではないでやがりますよーっ!』
と一部始終を聞いていた俺ではあったが、データを記録してからお菓子であるクッキーを作ってから元の場所に戻って行った。そしたら夕霧が顔を真っ赤にしているから、わざとどうしたんだ?と聞いてみたらなんでもないでやがります!と言ってきたので、作ってきたクッキーを食いながら一日を過ごしたのだった。
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