二十二章 幕間劇
光璃の気持ち
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「御勅使川か・・・・。そっちを探してみる」
そこなら、こないだ綾那たちを案内したところであるが俺は行っていない。が、この辺りのマップは出来上がっているから、スマホで見ながら行こうかね。
「どっせええええええええええええいっ!」
俺らが話をしていても、綾那と粉雪の戦いは続いていた。気付いたら、粉雪の横殴りで綾那の身体が大きく吹っ飛んでいくが・・・・。
「よっしゃ!一本だぜ!」
「ふむ。三河武士も思ったほどでは・・・・」
「さて。どうですかね〜?」
「む?」
「悔しかったら、今度はアンタの相手もしてやるんだぜ?」
「粉雪。歌夜の代わりに答えるが、今度はまだ先のようだが?」
「・・・・何?」
「誰が・・・・一本ですか!」
「ちょっ!?」
「ほぅ!」
「ほらね?」
「綾那はまだピンピンしているのですよ!この程度でやられたなんて言われたら、三河武士の名折れなのです!」
「どわっ!?マジかよ!」
綾那は傷一つ付いていないから、まああの一撃程度でやられる綾那ではないだろ。戦国最強の本多なのだから、それに一時期俺が指導していたし。あとはどやっというのはあいつの口癖が写ったようで。
「ほう。今の一撃で傷一つ負わぬか」
「ま・・・・まるで春日みたいなんだぜ・・・・」
その言いぐさだと、まるで春日もそんな感じのように聞こえるで聞いてみたが、結果は予想通りだったけど。今まで戦して怪我なんてしていないようだった。怪我なんてしないという宿命持つ者がここにもいるとは。怪我したら死ぬのがオチらしい。
「粉雪。拙と代われ!この不死身の馬場美濃がそやつに傷とやらの痛みを教えてくれる!」
「おいおい。傷の痛みは春日も知らないのではないのでは?」
「まあそうであるがな!」
春日って普段は常識人でもスイッチ入ると別人になるというか、テンションが上がるタイプのようだ。
「むぅ・・・・。そこまで言うんなら仕方ないんだぜ。そっちはどうなんだぜ?」
「綾那は誰の挑戦でも受けるのですよ!」
不死身対戦国最強ねぇ〜。面白そうな戦いだけど、とりあえず止めることにした。ハリセンで、まず綾那を叩いてから春日に気配を無くしての叩いた。それも痛みを知るぐらいの痛さを。さすがの春日でも、俺の殺気とハリセンは半端じゃなかったと。文句言われずに済んだ。不死身は春日ではなく俺であると。それを試したいのであれば、鬼との戦いが終えてからにしろよ。春日に言われて通りに行ってみると、水の精霊が俺の探し人がいると聞いたので見るといた。
「光璃、やっと見つけた」
「・・・・一真?」
「探したよ。春日からここにいるだろうと聞いて来た」
「何か用?」
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