第1巻
対テナルディエ軍(2)
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ナルディエ本隊が全滅しかけた時に、ザイアンは百騎ほどに守られて本隊から二ベルスタほど離れていた。
「おのれ、おのれ・・・・・」
それ以外に言葉が出てこないし弁解できないほどの惨敗だった。遠くに見える本隊が全滅していき、赤い竜と鎧姿の者達と共にこちらに来る混合軍。
「違う、こんなはずがない。俺が、あんな神国の者などに負けるはずが」
言葉はそこで途切れた、俺の姿が見えたからだ。俺は拳で殺しまくってから、魂を黄泉路に送ったところを終えてからエレン達騎兵と共に自分の足で走り込む俺であった。ドライグは上空で待機となり、混合軍を先頭に立つ俺とエレンを見たあちら側はザイアンが逃げたと知ってここまで来た。
「我らの神国を滅ぼそうとした報いをここで果たせてもらうぞ!ザイアン=テナルディエ」
赤い鎧から声を発するが俺がどこにいるか分からないので、頭部を鎧を解除させてから頭をむき出しにした事で赤い鎧が俺だと知るザイアンだった。ザイアンは槍と長盾をもぎ取り、単騎で前に出る。俺は帝釈天が乗っていた馬を借りてから、俺とザイアンとの一騎打ちが始まろうとしていた。
「俺らの神国を攻め込もうとした根性をここで叩き直してくれるわ!」
「神国が何だ!中立国だとしても、敵となるのであれば排除するまでだ。ここで一騎打ちをしようではないか!」
「血迷ったか」
呆れた声を発したのはエレンだったが、配下の騎士達に号令はかけない。既に俺が前に出ているからだ、俺は頭部の鎧をしてからの銃を取り出した。貫通弾にして、更に倍加したのを弾に譲渡すると腕に当たった後に激痛が起こるという補助的なのを入れたのだった。弾は腕を貫通させるが、身体の鎧付近に行きそうになったらまるでなかったようにするだけだ。
「武器はどうした?剣は持っていたはずだ」
「俺の武器はこれで十分だ、一発で仕留める」
「一発だと!弓如きに一発で仕留められる訳がない、さっさと終わらせてやる!」
そう言いながら俺のとこに向かってきてあと少しで俺の鎧に槍が刺さると思ったが、盾に向かい一発の弾丸を放ったのだった。それと同時に槍を折ってから、俺の後ろで呻き声が上がった。声を発したはザイアンの方で、予言通り一発の弾丸が盾と腕を貫通させたのと激痛を伴う効果もあったので激しい痛みと共に声を荒げる。俺が銃でザイアンを狙撃しようとしたら、ザイアンの配下達がこちらに来ようとした。
「ザイアン様をお助けしろ!」
「ティグル様を守れ!」
プトレマイオス軍が主に戦っているが、俺の元に来たエレンだった。
「まさかあの盾を貫通させるとは、さすがの私でも驚いたぞ!」
「俺の銃はあんな盾を何枚重ねても同じことだ、さて、敵将を探すとしようか」
そう言った瞬間に火竜と飛竜が飛
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