第1巻
対テナルディエ軍(2)
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
わせた。地面には触れずに地竜だけを真っ二つにしたのは、剣を鞘に戻したらパカッと真っ二つに割れたからである。
「今のは何だ!初めて見たぞ!」
「そっちこそだ、初めて見せたのだからな。この技は普通の人間相手には威力が高すぎるのでな、人間相手には使わんよ。そっちもだろうに、風を最大限として使った斬撃をな」
ニール達は別動隊をそのまま銃や剣で駆逐させたのを見てリムはこう思った。
「これが神国の戦い、騎士道からは外れているが神国の者にとっては普通なのだな」
兵をまとめてエレンと合流した時、相手の兵数は残り千となりこちらは無傷となっていた。俺が兵達に回復魔法を与えたお陰なのか、戦をやる前みたいに元気になっていたけど。ザイアンは二つの報告を聞いてとても驚いていた。第一陣第二陣が壊滅状態となってから、地竜二体を倒されたとの報告を受けていた。一体は戦姫がやりもう一体は赤い鎧を着ていたが声からしてヴォルン大公だとも。
「・・・・嘘だ」
そう呟くので精一杯だった、プトレマイオス神国を相手に一万あった兵と十頭あった竜が今はもう千と飛竜と火竜のみとなっていたからだ。彼の傍で飛竜と火竜が小さく身体を震わせる、間近で見た人間相手に地竜が簡単に殺されたのを見たからだ。
「プトレマイオス神国相手をして地竜が倒されたのは知っているが、戦姫とヴォルン相手に倒されるなんて聞いたことがないぞ!それに地竜は剣や槍で倒せない相手のはずだぞ!」
誰も答えられないが、竜を簡単に殺せるのは神国以外だと戦姫ぐらいだとテナルディエ軍は思った。部下の一人が火竜か飛竜を出そうと言ったが、地竜のように簡単に屠れたらどうすると一喝で怒鳴りつけた。
「これは父上からお借りした貴重な竜だ!お前たちが百人束になっても竜の爪ほどの価値などだぞ、地竜が全滅した今、飛竜と火竜まで使って簡単に倒せたら俺が怒られるのだぞ!」
考えようとしても、策を考えられない事でさらに不安となる要素が出てきた、第二陣も全滅だという事。こちらに向かってくるジスタート軍とプトレマイオス軍の混合部隊がこちらに来ようとしているからだ。第二陣を全滅させたのは地竜を倒してからだった。士気が低くなり、鎧姿の俺とドライグは無双を続けたのだった。そして俺は剣や拳で粉砕させていき、ドライグは足で踏み潰したり尻尾で薙ぎ払う事をして来たら、最早無双状態と言うしかない。
「俺らに続け!我ら神国を滅ぼそうとした人間を許すわけには行かん!我らの僕に続け!」
夜叉と死神たちのオンパレードにオートマトン部隊が逃げる兵達を狙撃したり、IS部隊は後方に下がりつつ飛竜が出てきたら仕留めるように命令をした。そして護法五神も好きなように殺していくが、全て剣で葬る姿を見たエレン達はさすが神様だと言いながら一緒に戦った。テ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ