第1巻
対テナルディエ軍(2)
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で、ジスタート軍の兵達は無傷だ。元々一万あった兵達を俺達が抹殺しようとしていたのだからな、そして俺の拳で攻撃をした後に尻尾を掴み敵側に向けてジャイアントスイングをしたのだった。今は加減はいらないから、ドライグも軽く地竜を持ち上げてから投げたのだった。
「おいおい、地竜を投げ飛ばすとはどこにそんな力があるんだ?」
「さすが神国の者だ!竜を投げ飛ばすなんて普通には出来ない事だ!」
「それとティグル様の竜もめっちゃ強い!これなら竜相手でも勝てるぞ!」
ジスタート軍の兵達はそう言いながら、テナルディエ軍を攻撃してきたが戦場の一角に歓声が上がる。ニール率いるリム達の七百の兵を率いて来たので、テナルディエ軍は不利となったが、地竜二体を相手するのは俺とエレンになったけど。
「どうするんだ?竜を倒せる力を持っているのか?」
「ああある。とっておきの技をここで見せてやるからもう一体を任せていいか?」
「いいだろう、もう一体は任せな!」
アリファールとエレンが呼びかけると、それに呼応して銀閃が青白い光を帯びた。風がまるで唸り上げて刀身に巻きついて行く、光は螺旋を描き、小さな嵐を生み出した。風はさらにうねり、極度に圧倒されてから荒れ狂う暴風の大鉈と化す。
「大気ごと薙ぎ払え(レイ・アドモス)!」
剣を振り下ろす動作に呼応して、空中から地上へと風の刃が叩きつけられた。風鳴りに弾け、引き裂かれる鈍く音が重なる。周囲の風を圧縮して暴風の刃を作り出し、刀身を振り下ろすと同時に射出する竜技だったか。俺らの攻撃以外効果がない地竜を何もかも砕かれていき、真っ二つとなって吹き飛んだのだった。無残に粉砕された竜の骸が転がった地面には、深い亀裂が刻まれているがこれを見たテナルディエ家の騎士達は、呆気なく倒されたのを見てから今度は俺の番となった。もう一体の地竜を片腕だけで押さえていたのでな。
「やるな!エレン、だったら俺も使わせてもらう!」
地竜がこちらに来るので俺は剣を出してから、聖なるオーラと共に俺の中にいるドラゴンを起こしたのだった。その名はサマエル、最強の龍殺しを持つ毒を持っている。そいつを起こした時は寝ぼけていたけど。
『うん?ここはどこ〜?』
『サマエル、寝ぼけてないで起きろ。お前の力が必要だ』
『一真〜?何か目の前にドラゴンがいるけど、殺しちゃってもいいの?』
『ああそうだ、俺らの力を見せる時だ!』
『分かったよ!』
サマエルとの会話が終了と共に、剣を真上に掲げてからライザーソードみたいな極太の剣となり、最強の龍殺しを追加させたので金色と黒が混じった時に俺は一気に振り下ろした。そしたら地竜が硬い鱗ごと斬り下ろすのを見たジスタート軍とエレンは、簡単に竜を殺せる武器を持っているのかと思
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