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聖魔弾の銃剣龍神皇帝と戦姫
第1巻
戦いの前
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ュ山脈を越えないといけないからだ。だがヴォージュ山脈を通る裏技を知っている俺にとっては、山脈を迂回するより真っ直ぐ向かった方が早い。エレンとリムは執務室で準備中だと言う事で、俺は扉の前に立った。そしてノックすると扉が開いたので入った俺。

「終わったか?」

「ああ、だがそちらは公宮内にいる時の服装のようだが?」

「見れば分かる」

そう言った俺は量子変換機を使い、一瞬にして普段着から戦闘服である真っ黒の服装に変わった事に驚くエレンとリムだった。エレンの方は、鎧と言っても一部装甲という感じで、身の軽さと動きやすさのようで、肩甲、胸甲、籠手と脚甲だけのようだ。リムの方は以前と同じ全身鎧の甲冑を着ていたけど、俺の禁手姿もそんな感じかなと思った。

「摩訶不思議な力だな、まあ私を見るのであれば今の内だぞ?」

「それより相手の数が判明した、こちらは一千の騎兵に対しあちら側は一万の兵に竜が十頭らしいぞ」

そう言ったら冷や汗をかいたエレンとリムであった、まあウチを滅ぼすように来るのだからそれぐらい必要かもしれん。

「竜ですか、それでどんな竜がいるのですか?」

「それはあちらで見てのお楽しみだ、俺はすぐにでも帰るので神国の案内人をこちらで用意する。ヴォージュ山脈を真っ直ぐ抜ける道を知っているから、わざわざ迂回する必要はないぞ」

そして城門に行った俺らは集まった兵達を確認してからライトメリッツを出てから、山脈をすぐに超えられる場所までは俺が案内してやった。が、そこは道という道がなく騎兵一千が通れるようなところではなかった。ちなみに俺は自分の足でここまで来たけど。

「おいティグル、山脈を超える道がないではないか!」

「静かにしておけ、ここから山道を一時的に作りしたまえ。我が僕よ!」

そう叫んだら道すらなかったのが、両断されて一千の騎兵が通れるくらいの道幅となった事に驚く兵達だった。

「さて、通れるようにしたからな。あとは案内人を呼ぶか、異世界または異空間にある神界よ、我の声を聞いて参上されたし、来い!」

再び叫んだら地面に魔法陣が出てきてから、五人の夜叉達に驚く兵達エレンとリムだった。

『再び参上しました、主様』

「よろしい、夜叉達は我が神国である道案内を頼む。馬はあるよな?では俺は先に行っているので、神国に来たら教えてくれ」

『承りました、主様!』

「という訳でエレンとリムよ、あとはこいつらが案内人をする。俺は先に戻って出来るだけ一万の兵を減らすようにしといてやるよ。じゃあな!」

そう言った後に俺は空間からバイクを取り出してから、あっという間に先に進んでいった俺であった。夜叉達はエレンとリムの先導として素早く馬に乗り、獅子の旗を掲げてからプトレマイオス神国に向かっ
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