第1巻
内乱について×味方の会話
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俺は、エレンがいた井戸から離れた後に部屋に戻ったら通信機から、エレンとリムの会話が聞こえてきた。それも俺の時計が光ったので耳に付けると会話が聞こえたのだが、この会話が聞けるのはアリファールから聞こえてくる会話だ。前にも言ったが七戦姫が持つ武器は、俺が創造神の力によって創られた武器なので独自の意志があろうとも俺には忠誠心を持っているからだ。
『エレオノーラ様、今日の模擬戦で強さがよく分かった気がします』
『まあそうだな、リムや私でさえ本気でやったとしても紙一重で躱してから武器破壊している。まあ破壊した後に摩訶不思議な力で元に戻ったがな』
『ここでの生活も慣れてきたようで、兵や侍女たちからも人気者のようですが、彼が言う神国の危機というのはいったいいつになるのですかな?』
まあそうだな、ここの生活も慣れてきたが風呂だけはトレミーに戻っては風呂に入った後は、女性隊員との行為をしている。風呂の床でやるとすぐに匂いや液体を流せるから何とかなるけど、その後はブリッジにて網や索敵システムについて話をする。あとはグラハムの機体に龍殺しの剣を持たせているけど、もしかしたら竜が来るかもしれないという俺の勘によるものだ。
『大公の行動には特に反感を持つ者はおりません。ブリューヌの者なら兎も角プトレマイオス神国の者に反感を持つという事は、敵だと思われますから。それとブリューヌは随分と酷い状態のようですね』
『私も思うぞ、大公の力は我がライトメリッツの力ともなるだろう。私も驚いたが、ディナントから一ヶ月しか過ぎていないのにこの様とは』
ジスタートの大使としてブリューヌに逗留している者や、情勢を探るために行商人をしていてブリューヌ国内を旅している者からの報告を纏めているようだった。俺らは衛星カメラからの監視や小型偵察機やブリューヌ国内にいるスパイからの報告をトレミーでまとめてデータに保存している。一言から言うとブリューヌに内乱有りという感じであったし、王子を失った国王は抜け殻状態だがそれはわざとだ。政務を放り出して部屋に閉じこもって出てこないというのは、俺の指示だ。それでどうなるかは見事に当たった。大貴族が欲しいままに振る舞い、止める者はいない。
『国内で一、二を争う貴族であるガヌロンとテナルディエは昔から険悪な間柄であり、日を追うごとに二人の対立は激しくなっている様子です』
エレン達にとっては他人事ではなさそうだが、俺らの国をまず叩き潰してから隣接しているライトメリッツを攻め込もうと思うだろう。だからもし俺の国を攻め込むには神の国とも言われているプトレマイオス神国を亡き国にするには、兵士は一万ぐらい必要でもしかしたら竜を10体くらい揃えて来そうだと俺は思っている。
『ブリューヌで内乱が起こったら国民は恐らくティグルの国を頼って
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