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聖魔弾の銃剣龍神皇帝と戦姫
第1巻
戦理由×酷い戦
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りの兵らも気付いたようだが、既に遅いようで先頭にいる戦姫が剣を抜き次々と倒されていく兵達。千の騎兵だけで、二万五千はいた烏合の衆は大混乱となって武器を捨てて逃げ出す輩が数多くいた。

「マジかよ、お手本通りの絵図となったな」

「そのようですね。ティグル様はどうされるおつもりで?」

今現在、俺と率いる兵達は小型VTOL機で待機していた。遥か上空にて待機してたが、やはり前と同じだなと思いながら地表を見ていた。戦が終幕になろうとした時、俺らは死者だらけの場所に降りた。小型VTOL機はプトレマイオスに戻れと言ってあるし、兵=夜叉達も既に神界に戻らせている。

任務はここまで来る事だけだし、一応兵を率いて来ないと面倒な事が起こるからだ。降り立った場所は死体の山で一杯だった為、浄化の力でこの辺りの死者や血で一杯となった地を浄化させていく。

『相棒は今回どんな役なんだ?』

「ドライグか、起きていたなら丁度いい。話し相手が欲しかったよ、本来だと捕虜になるがそれだと面白くないので存在しない国を創った。俺は大公という地位を持つ者とされていたけどさ、先程の戦は酷かったな」

『あれはとてもじゃないが酷いぞ、逆に戦に謝れとも言いたいぐらい酷かったな。で、相棒は今何してんだ?』

「俺か?一応味方だったから、魂を黄泉路に送る事と血で一杯となった地を浄化により戦前に戻している所だ。こうする事で、地の精霊王から感謝されるけどな」

『そう言う事か、ん?相棒、この先に敵らしき者が来ている。注意しろ』

敵?と思って、望遠鏡で見たらこの先1キロの先に戦姫らしき者を確認した。にしても、戦という文字に謝れと言いたいくらいの酷い戦。いやあれは戦とは言えない程で、夜明けと共に背後からの奇襲と言うのはマニュアル通りだったよ。

二万五千と言う大群だったはずが、やはり烏合の衆らしく離散したと言う大混乱。正面から攻められた事で、警戒を怠ったようだけど俺が司令官だとすれば周辺一帯を寝ずの番を配置し、上空と地上から狙撃をして奇襲に備える。

「まだブリューヌの生き残りがいたか。その首もらったぞ!」

何か知らんが、俺がブリューヌ王国の者だと勘違い野郎に向けてハンドガンを向けての一発。弓は矢を放つが、銃は引き金を引くだけの武器だから呆気なく騎士の脳天に当たって即死。馬はそのまま逃げて行ってしまったがまあいい。俺は馬が欲しくて撃った訳ではない、勘違い野郎に向けて撃っただけだ。

「ん?あそこに敵が二十人か、ここから1kくらいあるが弓と銃の射程は余りにも違うからな」

『先頭に騎兵が十人いるな、で、左右を固めているかのようだぜ相棒。後方にも十人いるな、真ん中には戦姫がいる。俺には分かる、相棒が創った武器の内の一つであるアリファールがな』

「よ
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