第1巻
物語の始まり
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「我らがいるプトレマイオス神国は、聖なる地ともされていて外からの者が来ると拒みます。足を踏み入れると、まるで最初からなかったような幻覚を見せます」
「それに真上にはトレミー3番艦がいるし、何かあれば即対応可能だ。今回この世界に国連軍とかは存在しないので、第0課から来てくれた者達や異空間にいる神界と冥界にいる神々がいる。ジスタート王国とブリューヌ王国も我が国は和平というより、中立であるからなのかもしれん」
ジスタート王国を創ったのは俺の部下であった黒龍の化身なので、戦姫より上の立ち位置なのでもし何らかの縁で一緒に戦い文句があったとしても俺の一言で何とかなる。朝食を食い終わったので、メイドは俺の支度が終わると「行ってくる」と言ったら一礼をしたのだった。屋敷を出るとプトレマイオス神国内を巡回しているオートマトン達を挨拶した後に俺は側近の者と話しかけた。
「旦那の言う通りにしておきました、兵はいません」
「ご苦労、さてと呼ぶか。異空間または異世界にいる神界よ、我の声を受けて参上されたし、来い!」
そう呼ぶと地面から魔法陣が出てきて夜叉十人がいた、バイクではなく馬だが一応この時代に合せている。この世界にバイクとか銃とか現代技術がない世界、俺らみたいな未知なる武器や武装をしているのは、鎖国みたいな感じのプトレマイオス神国のみである。
『主様の声により参上しました』
「うむ。ご苦労さん、異世界だろうが異空間に在ろうが呼べるというのも便利になったもんだ」
「ところで旦那は伯爵ですか?この世界は貴族社会ですからな」
「俺は本来ならプトレマイオス神国の王であるが、それを隠すんでな。王の側近だから大公かな?で、お前さんも準備できたかニール?」
「我らは上空から見守らせてもらいますので、今回は夜叉達だけとなります。我らはどちらの味方でもありませんので」
そうだったなと思いながら、夜叉十人を人間に疑似コーティングを済ませた後に俺達はディナント平原に向かった。途中、ブリューヌ王国の知り合いであるマスハス卿と合流する事となる。マスハス卿=我らのスパイなので、念話で会話が可能。
記憶共有者なのでな。こうして俺達プトレマイオス神国唯一の部隊であるブラック・シャーク隊の騎兵達は軍旗を掲げた。獅子の旗は、プトレマイオス神国の旗としても有名な旗であるとされているからだ。
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