第十三章
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また答える彼だった。
「ずっとね。静かにね」
「そうですか。私が」
「うん、いいんだよ」
彼の言葉を話した。
「だから。もう」
「もう?」
「不器用に笑わないでね。そのまま笑えばいいから」
「わかりました」
妙は微笑んで返した。今もまた静かに微笑む。ごく自然に。そうしてそのうえで大輔の周りで踊り続けるのであった。その彼の周りで。
不器用に笑わないで 完
2009・12・28
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