第二章 彼と彼女の事情
第十四話 恨みと破壊と大革命 下
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い)しか考えられない。
「代表、今回の件はどうなさるおつもりですか?」
後ろから詰問口調で私を問いただしてきたのは、Cクラスのご意見番的存在の北原恵梨香だった。
そうか、この子が居たか。
「ごめん。北原さん、戦後の処理は貴女が取ってくれないかな?私は口出しするつもりは無い。私のしたことに弁解もしないわ。」
「代表………」
拍子抜けしてしまったような顔になる彼女にはもう一言添えておかないといけない。
「代表も貴女に譲るわ。私はもうその地位に居るべきじゃないから。お願いするね、代表。」
笑い掛けたつもりなんだけど、うまく微笑むことは出来ただろうか。
ふらふらとした足取りで、たぶんBCの他のみんなのことも目に入っていなかったんじゃないかな。私は一番近くの階段を通った。
上ったのか下ったのか、それさえ不確かなまま私は行く当てもなく、ただ他の人に今の自分は見られたくないとう思いだけが、今の私を突き動かすのだ。
____13:34_____
Cクラス代表、小山友香降伏 これによりFクラスの勝利が決まる。
戦後処理交渉の代表はBから浅井秀久、Cから北原恵梨香、Fからは坂本雄二。
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