第二章 彼と彼女の事情
第十四話 恨みと破壊と大革命 下
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_13:23 Dクラス____
MF、平賀の協力の下、吉井明久の活躍でBDの間の壁をぶち抜く。
___13:23 渡り廊下____
「小山!今から俺たちも援護するんだから、こっちを敵だと間違えて攻撃しないでくれよ!」
「援軍感謝するわ。でも、私を裏切ったら承知しないから!」
「「御意、我らBクラス近衛部隊、獅子奮迅の活躍をして見せましょう!」」
Bクラスの近衛部隊が渡り廊下戦線に参戦。
「なぜ近衛がこの戦線に出刃ってきている……」
「それ以上に、あの妃宮さんが妃宮さん本人じゃ無いだなんて信じられなかったよ……」
Fクラスの士気低下
S2、小山率いる主力と近衛に挟まれ壊滅状態に。
S2は浅井を始め何人かは保健体育フィールドに逃げ込むことに成功するも被害甚大。
「さぁ偽物さん、大人しく正体を見せなさい!」
{日本史 Cクラス 小山友香 298点}
S2の掃討を100点以内に完了した小山は、危機とした表情で妃宮の格好をした生徒を睨みつける。
「っく……ここまでかのぉ… 召喚!」
{日本史 Fクラス 木下秀吉 88点}
声帯模写をやめ、地のしゃべり方に戻った秀吉の姿は、妃宮の姿とはあまりにもミスマッチすぎる。
「へぇ……木下秀吉っていうの。」
「そうじゃ、お主を騙しておったのはワシじゃ、覚悟は出来ておる。」
そんなことを想いながら召喚獣を操る小山
「潔いのね、あんたは!」
{日本史 Cクラス 小山友香 298点 VS Fクラス 木下秀吉 DEAD}
その鉄出来た扇子の一振りで木下の召喚獣は消えてしまった。
「お前等!よく聞け!!お前等のやる気が著しく下がったせいで、秀吉が死んだんだぞ!いいな、この事は俺たちにとってとんでもないことだっつぅこと分かってんだろうな!!」
「「代表……」」
「敵討ちだ、野郎ども!!」
「「応よ!!」」
Fクラスの士気回復、しかしこれ以降戦線は押され気味になる。
___13:24 Bクラス_____
「今のFの戦力では今回の戦いは拙速すぎました。それが……このざまです。」
顔を俯け、掴まれている腕を振り払おうともしていない妃宮さんはもう諦めきってしまったように見えた。
そんな妃宮さんの姿に僕は沸々と怒りが生まれてきた。
だって、おかしいじゃないか
「何で妃宮さんがそんなことを言うんだよ!『例え何があったとしても諦めないでください。』って言ったの妃宮さんじゃないか、それなのにどうしてそんなことを言うんだよ!!」
僕の言葉に驚く味方に、何を青臭いことをほざいているんだ、と言った呆れ果てた顔の根本君と相変わらず無表情なBクラスのみんな。
いやな沈黙がしばらくの間、僕の周りを取り囲んでいたように感じる。
「………っっふふふ」
そんな
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