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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos54-A決戦/永き旅路の終わりへ〜First Battle〜
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其は悲劇からの解放を望む者・砕け得ぬ闇
?―?―?―?―?―?―?―?―?VS

ボケーっとしてたヤミちゃんが急に目を覚ましたかのように魄翼っていう魔力の靄のものを大きく翼状に広げて、

――アルゴス・ハンドレッドレイ――

魄翼の両面から全方位へと真っ赤な砲撃を100発と発射して来た。わたし達はその場から散開して、「各自、対U-Dプログラムを起動しろ!」クロノからの指示通り、わたし達はシュテルから預かったカートリッジやプログラムを起動していく。

「キルシュブリューテ、ヴァッサーファル、カートリッジロード!」

「レヴァンティン、ヴィルベルヴィント、カートリッジロード!」

「アイゼン! ブルムベア、カートリッジロード!」

「デュランダル。オストヴィント、起動」

「エヴェストルム・ツヴィリンゲンシュベーアト。ラントクロイツァー、フェルディナント、カートリッジロード」

対U-Dプログラムを起動。そしてわたし達はヤミちゃんへと攻撃を仕掛ける。先攻は「コード・プシエル!」ルシルの発動した蒼い炎の龍プシエルの呑み込みによる牽制攻撃。ヤミちゃんは「この魔導は・・・、魔神オーディン・・・!?」と驚愕の声を発しながら、怪物の両腕へと変えた魄翼で上顎と下顎を掴み取って、親指以外の4本の指の爪を伸ばしてプシエルを貫き消滅させた。

「よかった、会話できるじゃないか。ちょうどいい。話を聴いてもらおうか・・・!」

この中で一番機動力があることで囮として矢面に立つルシルが、ヤミちゃんにそう語りかける。だけどヤミちゃんは「話? 話すことなんて何もないです」そう切り捨てて、怪物の両腕でルシルを握り潰そうとした。ルシルは高速後退して回避。

「俺たちは君を救いたいんだ。嘆き苦しんでいる君を」

「無用です。同情なんて要りません、放っておいでください。今の私に近づくと、私はあなたを害してしまいます」

――バレットダムネーション――

魄翼表面から放たれる何十発っていう魔力弾幕を、ルシルは両手に握ってる“エヴェストルム”を振るって自分に当たる分だけを斬り裂いて迎撃した。僅かに驚きを見せるヤミちゃんに「いいや、無理だな。俺は救うぞ?」って不敵に笑みを見せるルシル。

「たとえオーディン――の血族であろう君でも無理だ。救えないモノもある。オーディンも結局は、守護騎士と管制融合騎を救えなかった。優しいだけでは救えないのです」

ヤミちゃんの魔力や魄翼に変化あり。攻撃の前兆。それが判ったからこそ、

「そいつは違ぇな!」

――ラケーテンハンマー――

「ああ、我々は救われたさ!」

――紫電一閃――

ヤミちゃんの背後を取ったヴィータとシグナムが魄翼潰しの一撃を繰り出した。何かに変
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