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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos54-A決戦/永き旅路の終わりへ〜First Battle〜
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アリサ、フェイト、すずか、そして「最終的にヤミちゃんを制御できるのってディアーチェだけだし」とシャルがそう説得した。俺も「ああ。制御できるのがディアーチェだけである以上、俺たちは破壊することしか出来ない。それはさすがに勘弁だ」と続く。
「はやて、リインフォース。制御する方が破壊するより確率が高いはずだ」
トドメのクロノ。それでようやくはやてとリインフォースも折れ、「うん。一緒に頑張ろう」とはやてがディアーチェに告げると、彼女は鼻を鳴らし「U-Dは我が必ず制御する。破壊などさせぬからな」と念を押してきた。これでディアーチェの参戦も決定。
そんな彼女が「一度の戦闘ではおそらく済まぬ」と言ってきた。段階を分けて砕け得ぬ闇を弱体化させなければならない、と。となればチーム分けだ。砕け得ぬ闇の反応をまだ捉えられていない今、チーム分けの相談が出来る。そして・・・
「第一チームは、僕、イリス、ルシル、シグナム、ヴィータ、キリエ、トーマだ」
「第二チームは、わたしとリインフォース、なのはちゃん、フェイトちゃん、アリサちゃん、ヴィヴィオちゃんとアインハルトちゃん、アミティエさんや」
弱り切った砕け得ぬ闇に制御プログラムを打ち込むディアーチェ。シャマル、ザフィーラ、すずか、アルフは、防衛線と結界維持を担当するサポート班に回る。チーム分けを終えてすぐ、『みんな! ヤミちゃん――じゃなかった、システムU-Dを発見!』アリシアから通信が入った。
「よし。第一チームは先行するぞ! 第二チームとディアーチェはあとで来てくれ! 行くぞ!」
クロノの指示に俺たちはそれぞれ応じ、第一チームである入れ達はアリシアの言うポイントへと飛んだ。
†††Sideルシル⇒イリス†††
アリシアの案内に従って向かった先、そこに砕け得ぬ闇――ヤミちゃんが居た。サポート班のすずかやシャマル先生たちが結界を展開。さらに局から応援に来てくれた結界魔導師たちも結界を展開。
「とんでもないな。周辺の魔力を途轍もない勢いで集めていっている・・・!」
「うん。次の段階へ覚醒しようとしてるんだろうね・・・」
「ここで仕留めねーとまずいな」
クロノが固唾を呑む。わたしやヴィータもそんな感じ。これまで以上に圧倒的な存在になりつつあるヤミちゃん。それでも止めてあげないと。
「おーい、ヤミちゃ〜ん! ちょっと話しようかぁ〜〜〜〜!!」
会話が出来る状態ならまずは話し合い。そう決めていたからこそ、とりあえず大手を振って話しかけたけど、ヤミちゃんは沈黙を貫いた。クロノが「応答はなし、か。仕方ない。第一チーム。これよりU-Dの確保行動に移る!」そう告げて戦意を放つと、「魔力の増大! 来るぞ!」ルシルが声を張り上げた。
VS?―?―?―?―?―?
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