暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos54-A決戦/永き旅路の終わりへ〜First Battle〜
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ぁぁぁぁぁ!!」

恐れからか判んないけど悲鳴を上げたヤミちゃんへと着弾した。わたし達が濛々と立ち込める煙幕を見詰めてる中、「やったのか・・・?」クロノの誰とも言わずに発した言葉に、「弱体化させたうえでの対U-Dプログラム搭載のSSランク並の砲撃6連発に、トーマのディバイド効果砲撃だ。少しは堪えていてもらわないと困る」ルシルがそう返した。

「・・・ねえ、ルシリオン君? やっぱりダメだったみたいよ」

キリエがそう言って苦笑する。晴れ始めた煙幕の中からいまだ健在なヤミちゃんが姿を現した。だけど「動作困難・・・、身体機能の回復不良・・・!?」やっぱりちゃんとダメージは通っていたみたい。ここでわたし達の対U-Dプログラムの効果が途切れた。それはつまり第二チームと交代ってことで。

「今ので物理防壁は何枚か貫いた・・・!」

「ああ、それに魔力防壁も確実に貫いた」

「うん。KKG――気合いと、根性で、頑張った甲斐があったわね・・。なし。今のなし。やっぱ恥ずかしい・・・」

照れて耳を少し赤くしたキリエの様子にわたし達が小さく笑い合ってると、「戦線・・・離脱・・・!」回復を図ろうとヤミちゃんがどこかへ飛び去って行こうとした。だけど「それも想定済みだ」ルシルが指を鳴らす。

――聖剣集う絢爛の城(ソード・キャメロット)――

ヤミちゃんの行く手を遮るように発生するのは炎の壁。ヤミちゃんが逃げに転じた場合の足止めとして、戦闘中にルシルが用意したものだ。さぁ、ヤミちゃん。ディアーチェ達が来るまで待っていてもらおうか。


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