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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos54-A決戦/永き旅路の終わりへ〜First Battle〜
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?」
「あ、あの、もし手伝えたら、もっと早く解決できるかな、って・・・」
クロノに訊き返されてビクッとするヴィヴィオがそう答えた。すると「せめて事情を知りたいです。どうしてアミティエさんとキリエさんがこの時代へ来たのか、など・・・」アインハルトもそう続けた。
「俺も、事情を伺いたいです。そしてもし、俺たちでも手伝えるようであったら手伝いたいです」
そしてトーマと、「うん。私たちの力、少しでも役立てば」リリィも事情を聴いたうえで協力が出来ればしたい、と買って出た。俺はクロノに「どうする?」と訊ねる。正直、反対の思いもあるが、映像を観る限りだがトーマの特別な力――魔力結合の強制分断は、魔導戦では強大な対抗力と成り得る。そのことについてはクロノも承知している。
「事情だけでも話したらどうだ、クロノ。知る権利くらいはあると思うが」
「・・・ああ。じゃあ、簡単に話そう。アミティエ、キリエ。あなた達からもお願いする」
「はい」「ええ」
そして俺たちは、今起こっている事件のあらましを話せる分だけヴィヴィオ達に話す。フローリアン姉妹が未来からこの時代に訪れた理由、マテリアルと砕け得ぬ闇のことについて。話を聴き終えたヴィヴィオ達の瞳には強い意志の光が生まれていた。
「わたしの勝手で、あなた達に迷惑を掛けたこと、本当に申し訳ないって持ってる。でも、わたしは助けたいの、故郷を・・・」
キリエの願いを改めて聞いたヴィヴィオ達は顔を見合わせて頷き合い、クロノを前からしっかりと見つめ、「手伝わせてください!」と頭を下げた。腕を組んで沈黙を保つクロノ。俺は「トーマとリリィの能力は使えると思うが」と、クロノ自身も考えているであろう意見を出す。
「アミティエ、キリエ。彼女たちのデバイスに、対U-Dプログラムは載せられるか?」
「八神ちゃんのデバイスにも載ったんでしょ? 出来ないことはないと思うわ。まぁ、デバイスちゃん達の頑張り次第かな」
キリエはそう言ってヴィヴィオの側に浮遊するウサギのぬいぐるみ――“クリス”と、アインハルトが胸に抱える仔猫?――“ティオ”をチラッと見てウィンクすると、“クリス”はビシッと敬礼し、“ティオ”は「にゃん!」と力強く一鳴きした。
「戦力は多いに越したことはない。が、危険だと判断したら即座に後ろに下がらせる。それで構わないね?」
「「「「はいっ!」」」」
こうしてヴィヴィオ達の参戦も決定。急いでヴィヴィオとアインハルトのパートナーに対U-Dプログラムを載せるための作業を始めるアミティエとキリエ。そんな中で、アリシアから最後のマテリアル、ロード・ディア―チェの再起動、そして闇の残滓の多数発生の報せが入った。
「僕やルシルも出た方が良いか?」
クロノが“デュラン
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