暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0793話
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カがやったようにジャミングする事は可能だ。だからこそ、あくまでも通常の通信システムも搭載しておくのだが。

「任せておきなさい。魔法球の方であの機体に関しては完全に解析してあげるから。ただ、そうなるとニヴルヘイムの方はちょっと後回しになるわね」
「それはしょうがない。と言うか、次に何らかの戦いが起きた時に使えるようにしておいてくれればいいさ」

 そう告げそのまま暫く4人で空を幾多ものメギロートが飛び回っているのを確認してから、ホワイトスターに戻ることにする。
 その後は、レモンとマリューは早速魔法球に向かってYF-29の解析の続きを。シェリルは久しぶりに歌いたくなったと言ってどこかに消え、それぞれが自分のやるべき事、やりたい事を行うべく去って行く。
 その後ろ姿を見送った俺は、影のゲートを展開してその中に沈み込んでいくのだった。





「相変わらず静かな場所だな」

 俺が現在いるのは収容区画。ある意味では当然だが、ここには見張り以外の者は殆ど存在しない。
 一応囚人に何かあった時すぐに対応出来るようになってはいるのだが、そもそも利用者が少ない。数日前までここの利用者はSEED世界で捕らえたブルーコスモスの盟主でもあるムルタ・アズラエルと、ザフトの最高評議会議長だったパトリック・ザラ、そして戦後に捕らえられたロード・ジブリールの3人だけだったのだから。
 勿論この3人は完全に隔離されており、話はおろかお互いの顔を見る事すらも出来ない状態になっている。
 そんな状態である為に、孤独の余り精神に影響を与えないようにTVについては自由に見られるようになっていた。しかもギアス世界、SEED世界、ネギま世界、OGs世界全ての電波を受信可能な状態で。
 マクロス世界のギャラクシーネットにもどうにかして接続したいところだが……技術班の忙しさを考えれば、それは後回しだろうな。
 ギャラクシーネットに関しては、他の世界のTV番組同様に受信専用にする必要があるだろうが。

「囚人の様子はどうだ?」
「特に異常はありません。いつも通りです」

 近くにいる量産型Wへと尋ねると戻ってくる答えに満足し、量産型Wに案内するよう言って収容区画の中へと入り、そこに用意されているエアカーへと乗り込む。
 囚人と言ってはいるが、特に何か作業をさせている訳でもないし、その気になれば食っちゃ寝して過ごすのも可能な場所だ。怠け者にしてみればある種の天国と言えるかもしれない。
 まぁ、ここに収容されている奴はそんな性格じゃ無いのは事実だが。
 そんな風に思いつつ、量産型Wが運転するエアカーは進み、やがて1つの建物の前で止まる。

「到着しました」
「そうか、じゃあ戻っていいぞ」
「了解」

 短く返事をして、特に疑問を抱かずに去
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