暁 〜小説投稿サイト〜
ストライク・ザ・ブラッド短編
浅葱 夢
[8/8]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き
な彼女を見て、昨日の発言を思い出していく。


唇が離され、距離を取る浅葱。
解放された自身の口から出るのは、自分の素性。


「今日、誕生日……。」


誕生日が近い、つまり今日この時に誰よりも早くプレゼントを贈られた。
好きな女性からの、中身の知らないプレゼントとキスを。


浅葱もそうだが、同様に明人まで顔が真っ赤になる。


そんな彼に、とびっきりのプレゼントと言わんばかりに。


駄目押しの一言が、言い放たれた。


「好きよ、明人。大好きっ。」


その笑顔が。プレゼントよりも、キスよりも。


最高のプレゼントだった。
正直それは反則だと思った。


隙も生じぬ三段構え。そのトドメが愛の告白だなんて、予想外だった。


しかし、ここで返さないならば男ではない。


勿論、返す言葉は決まっている。
彼女にここまでさせたのだから、真正面からその思いを。


「俺も、浅葱の事が好きだっ!」


その思いを、受け止めるだけだ。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ