第二十七章
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な」
それこそとだ、仁藤も言った。
「戦いに負けるからな」
「そういうことだ、君達には勉強もしてもらう」
木崎は眼鏡の奥の目を鋭くさせて仁藤に返した。
「そして勝ってもらう」
「わかったぜ、それじゃあな」
「さて、それではだ」
輪島は話が一段落したところでライダー達に言った。
「ドーナツの後は面影堂でな」
「コーヒーだな」
「皆でそれを飲もう、ささやかだが今回の戦いに勝ったお祝いだ」
その意味でというのだ。
「俺がとびきりのコーヒーを淹れる」
「わかった、では戻るか」
「コヨミの分も淹れる」
輪島は笑みを浮かべてこうも言った。
「皆で祝おう」
「そうしてくれるか」
「当たり前だ、コヨミは今の俺達の中で生きているからな」
輪島は操真に笑顔で返した。
「一緒に祝って当然だろ」
「そういうことだな」
「ああ、それじゃあな」
こう話してだ、そしてだった。
操真達は今は勝利を祝った、だがそれは次の戦いへの息抜きに過ぎない。そのこともわかったうえで祝うのだった。
仮面ライダーウィザード 希望を救い出せ 完
2014・10・30
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